ホンダが23年ぶりに分割~分割って?

個人投資家を重視するホンダの戦略
個人投資家を重視するホンダの戦略
ホンダ(7267)が株主を重視する姿勢を強め、23年ぶりの株式の分割を4月26日に発表いたしました。また、主力企業でははじめて、四半期配当を始める方針を打ち出し、投資家の注目を集めております。
株価はそれを受けて、4月27日10:16現在8450円と前日比680円高となっております。分割は1株を2株にする予定。今現在の株価水準では最低の買い付け単位が84.5万円程度でありますが、株価がこの水準であれば分割によって50万円以下で購入が出来るようになります。それによって個人投資家層を拡大するとともに四半期配当の検討により、年に四回の配当チャンスが出てくることからホンダの株主は益々楽しみが増えそうです。

今回の分割はもちろんライブドアの100分割とは意味合いがまったく違い、株式の魅力を高める非常に有効な手法です。

株式分割の魅力と意味

株式分割とは例えば1対2の分割であれば、その権利が落ちる以前にその株を保有していた1000株の株主は分割後1000株の株券が来ます。それによって2000株の株主になれるのですが、通常は株価は半分になります。実質的には変化がないようですが、成長企業がやると非常に投資魅力が増していくのです。実際今回のホンダの株式分割は23年ぶりとなりますが、以前、高成長路線を歩んでいたときのホンダは大量の分割を繰り返し行ってきました。その結果、東京オリンピック前のホンダ株を1000株でも保有していたら今では何万株も保有する億万長者となっているのです。

株式分割の魅力の具体例

具体的に本当の株式分割の威力を知っていただきたいと思いますので、香港に上場するジージンマイニング(2899)で説明させていただきます。この株は2005年も2006年も年一回づつ1対2の株式分割を行っております。
つまり2004年に10000株でも保有していたら今は40000株に増えております。2004年9月に1万株を購入したとしましょう。
その当時の株価は2.35香港ドルで香港ドルは日本円で約15円ですから2.35香港ドル×15円/香港ドル×10000株で約35万円で購入が可能でした。

これが今は株価は4.525香港ドル(4/27終値)となっていて実質40000株の保有者となっているのです(今年の分割の株券は6月に来ます)。4.525香港ドル×15円/香港ドル×40000株、つまり現在は271万円の評価となっております。

35万円→271万円
プラスこの二年の配当は4万円。

これが本当の成長株の分割の魅力です。会社が利益成長してその結果、株式を分割していくと、投資家にとっては非常にメリットが大きいのです。しかし、成長もしていないのに分割をする会社や株価を吊り上げることを目的としたものは気をつけたほうが良いと思います。ここを立て分けて考えることが重要です。あくまでも評価することは分割ではなく成長しているかどうかということが重要なのです。

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