資産運用/投資初心者にもできるカンタン資産運用法

行動ファイナンス 合理的な投資行動ができますか?

人はいつも合理的な投資行動を取るとは限らないという理論が注目されていますが、あなたはこんなとき、どんな行動を取りますか?チャレンジ!

執筆者:上野 博美

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タイガース、マジック点灯、そのときあなたは?

早くも阪神タイガースのマジックが点灯しました。野球に興味のない人にとっては単なるニュースに過ぎないのですが、阪神ファンにとってはたまらなく嬉しいニュースとなったことでしょう。一方、阪神以外の(セ・リーグの)ファンにとっては、悔しい思いを通り越して、もう白けてしまっているかもしれません??

無意識の選択
プロ野球開幕以来、阪神ファンは、その日のスポーツニュースや翌日の新聞をみる回数がとても多かったのではないでしょうか?そして、阪神以外のファンの人は、スポーツニュースを見ることやスポーツ記事を読むことを避けることが多かったかもしれません。

 もし、人が合理的に行動するならば、勝敗に関わらず通常通りにテレビを見て新聞を読むだけで、何回も読んだり、全く読まなかったりというようなことは行わないはずです。ところが、このように嬉しいこと、楽しいことなど快く思うことがあれば、それを選択し、いやなことは避けようとする心理が働きます。

人は概ね合理的に行動するのですが、案外こういった非合理的な行動も普段の生活の中ではとってしまいます。

行動ファイナンス
経済学や投資の世界では、人は合理的に行動するということが前提となっていますが、現実は、そうとは限りません。そんな中、「人はいつも合理的に行動するとは限らない」ことに注目した「行動ファイナンス」がこのところよく取り上げられています。その代表的なものは、これまでの記事にも何度か登場したカーネマン教授の理論です。

では、ここで「行動ファイナンス」の書籍によく登場する事例をご紹介しましょう。
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