マネープランを立てる上では、「目標金額をためるにはどれくらいずつ積み立てればいいの?」「運用利回りがどれくらいあれば目標を達成できるの?」「年金として取り崩すにはいくらあればよいの?」などといったことを把握しておくことが必要です。
複利計算となると、計算は複雑になります。
エクセルなどを使えば、簡単に計算できるのですが、今回は、電卓で簡単に計算ができてしまう「係数表」をご紹介します。
1.今ある元本が将来いくらになるの?(複利計算表)
100万円の元本を年2%で運用することができれば、10年後には(100万円×1.219=) 121.9万円になるということが、表から分かります。
500万円の元本であれば、年2%で運用すると10年後には、(500万円×1.219=)609.5万円になるとわかります。
横軸の運用利回りと縦軸の運用年数の交錯した数値を元本にかけることで求められます。
2.目標金額を達成するには今いくらの「元本」があればいいの?(目標達成のための元本早見表)
年3%の利回りで運用して10年後に1000万円にするには、現在 (1000万円×0.744=)744万円あればよいと表から分かります。
この表からは、インフレによる価値の目減りを知ることができます。年3%ずつ物価が上昇すると、今1000万円の価値が、10年後には744万円分の価値にしかならないということがわかります。