どんな家庭
30歳で結婚し(夫婦ともに30歳とします)、その年に3000万円の家を購入します。子供は5年後に1人目が、6年後に2人目の子供が生まれ、2人とも大学まで進学するとします。
収入
夫婦2人は共稼ぎです。
夫は30歳時点では、多目の手取り収入600万円、妻300万円です。
5年後の子供誕生と同時に妻は専業主婦に。そして、2人目の子供が小学校入学した後、妻も働き100万円の収入を得ます。(夫婦で700万円)
以降、60歳まで、夫婦2人の合計収入700万円です。
■“世帯”収入の推移
900万円(4年間)→ 600万円(7年間)→700万円(19年間)
支出
■ 住居費
30歳時点で800万円(貯蓄や贈与などでやりくり)を頭金に3000万円の家を購入します。住宅ローンは15年で組み、年間返済額は190万円です。
■ 教育費
子供は2人とも、幼稚園と大学は私立、小学校、中学校、高校は公立に進学します。平均的な費用がかかったとします。
■ 生活費
住居費、教育費、保険料(掛け捨て)“以外の「生活費」”は、月20万円(第一子が中学に入るまでの17年間)→月25万円(第一子が中学の3年間)→月30万円(第一子高校から末子大学卒業までの8年間)→月20万円(子供独立後2年間)です。
自動車は購入していません。
シミュレーション上は簡単に貯まる
ここでは、保険の見直しや収入の変動などは考慮せず、おおざっぱな数値での計算ですが、ここで使用している数値は「とてつもない高収入」ではなく、「生活が困難になるほど切り詰めた支出額」でもありません。が、シミュレーション上はこんなにお金がたまる計算になります。
しかし、実は、このミュレーションには大きな落とし穴があります。