少しでもお得な金融商品を選びたいが……

金利の意味をもう一度チェックしておきましょう

金利の意味をもう一度チェックしておきましょう

長く続いている低金利のせいで「定期預金の利息なんて無いに等しい」と思っている人も少なくないでしょう。たしかに金利1%未満の現状では、100万円預けた程度ではたいした利息は付きませんよね。しかし、やはり塵も積もれば山となる。せっかく預けるのだから、せっかく投資するのだから、少しでもお得な金融商品を選びたいものです。

金融商品のパンフレットなどに書いてある「数字の部分」だけを見ていると、もらえる利息がいくらなのか、思い違いをしてしまう可能性があります。数字の前や後に書いてある「単利」「複利」「利回り」「年利」などの言葉の意味を、確認しておくことが大切です。

単利と複利、どんどん増えるのは複利!

たとえば、100万円を利率3%の金融商品に預けた場合、1年後には3万円の利息がつきます(以下、税金は考慮しない金額で記述します)。さらにもう1年預けると、いくら利息がつくでしょうか。

■単利で運用した場合
もらえる利息は、1年後に3万円、2年後も3万円、3年後も3万円です。常に、最初に預けた元本100万円に対して3%の利息がつきます。10年間運用すると、100万円が130万円に増えます。

■複利(1年複利)で運用した場合
もらえる利息は、1年後に3万円、2年後は3万900円、3年後は3万1827円、というように徐々に増えていき、10年間運用すると、100万円が約134万3916円に増えます。

複利とは、もらった利息を元本に足して運用を続ける方法です。1年後にもらった利息3万円を元本100万円とあわせて、2年目は103万円を利率3%で運用します。2年目の終わりにもらえる利息は、103万円×3%=3万900円になります。この3万900円を103万円とあわせ、3年目は106万900円を利率3%で運用します。もらった利息も運用に充てるので、単利よりも効率よく増えるのです。「半年複利」の場合は、半年ごとに利息を元本に足して運用に充てるので、1年複利よりもさらに有利に増やせます。定期預金を選ぶ際は、金利の数字だけでなく「単利か複利か」も確認しましょう。
単利と複利

運用が長期になるほど、複利のほうが有利に資金を増やせます(税金等は考慮していません)


次のページでは、利率4%のほうが利回り4.5%より有利な場合について紹介します。