家計簿・家計管理/家計管理の基本

人生の収支を黒字に変える3つのポイント(3ページ目)

ズバリ!あなたの人生の経済的なゆとりを生みだすポイントをご紹介します。

平田 浩章

執筆者:平田 浩章

ファミリーのためのお金入門ガイド

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人生全体のお金の流れを変える


家計の現状を知ることで把握できた問題点を改善し、家計のお金の流れを変えていくつもりで取り組んでみましょう。

例えば現在の保険料の負担が、貯蓄の障害となっているのであれば放置できません。多くの場合、保険料は更新を迎えるとドド~ンと値上がりしていきます。放置しておくと先々さらに家計を圧迫していきますね。

貯蓄面では10年も20年も使う予定のないお金を、ほとんど利息もつかない預金の中で眠らせていないかなどもチェックのポイントです。

支出面では、家計をギュウギュウに節約という方法で絞るのは、私はあまり好きではありません。節約には我慢が伴います。我慢は辛く長続きしにくいと私は考えます。

家計の天敵「使途不明金」を貯蓄に変える


使途不明金
使途不明金を退治して蓄えに回せたら・・・
家計をチェックすると、多くの場合「使途不明金」(※何に使ったか記憶に残ってないようなお金)がでてきます。記憶にないだけで必要なものを買ったということならまだ良いですが、「なんであんなモノを買っただろう?」と後悔するものも多いのでは?

毎月2~3万円の使途不明金、ボーナス時には10~20万円の使途不明金を使っていたということはよくあることです。

例えば使途不明金が毎月2.5万円×12ヶ月、ボーナス15万円×2回の場合では、年間の合計が60万円になります。20年間続くと1,200万円、30年間では1,800万円です。

大きいですね、30年後に手元のお金がゼロか、我慢することなく少し家計管理をして1,800万円のキャッシュがあるかの差になります。

このようにお金のバランス感覚を養っていくと、金利0.35%の定期預金で預金をしながら、金利5%の自動車ローンを組むようなアンバランスもおのずと解消でき、最も効率の良いお金の活かし方ができる力がついてきます。

特に大きなお金(住宅・教育・老後資金など)を使う時期を掴み、優先順位をしっかり考えていきましょう。

お金を稼ぐ・使う・貯める・増やす・借りる・守るという観点で、人生全体のお金の流れを眺めながらマネーバランスをとっていくことが大切です。

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