資産運用/投資初心者にもできるカンタン資産運用法

自分は借家暮らし、でもオーナー(2ページ目)

まだ30歳をすぎたばかりのHさん。マンション投資をしようと思ったキッカケは、10年以上にわたって支払ってきた家賃の額に気付いたこと。その額2,000万円!Hさんがオーナーになるまでのストーリーです。

久谷 真理子

執筆者:久谷 真理子

住宅購入のお金入門ガイド

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不動産投資を実践

Hさんは、成功するために思いつくことは何でもしてみた
Hさんは、成功するために思いつくことは何でもしてみた
Hさんが最初にしたことは、不動産投資に関する本を徹底的に読むことでした。ざっと15冊には目を通したらしい! 他にもセミナーに出たり、インターネットで物件の情報をのぞいてみたり。思いつくことは何でもしてみたといいます。そうして「オーナーは、賃借人が支払う家賃でローンを返済し、経費も支払い、資産形成をしているのだ」ということに気付いたといいます。

その次にしたことは、投資対象をしぼること。他の資産(株式や債券、預貯金など)とのバランスを考えた結果、投資対象は800万円程度におさまるワンルームに決定。そのうえで、不動産業者に物件の紹介を依頼。物件を紹介してもらうにあたって出した条件は、「賃貸中のもので表面利回り10パーセント以上」。Hさんが重視したのは利回り。そのかわり、それ以外には細かな条件は出さなかったそうです。ある程度古くてもいい、その分は利回りでカバーできたらいいと思っていたそうです。

投資用のものは「見もせずに買う人」もいると聞きますが、Hさんの場合、気になるものは全て見に行っています。ほどなくして、文京区で、「これは」というものをめぐりあい、即決。購入したのは、表面利回り12パーセント超、築20年の物件です。株を手放したお金で頭金をつくり、その他はローンで調達。晴れて大家さんになりました。

自分は借家暮らし、でもオーナー

Hさん自身は、今でも相変わらず借家暮らしです。このケースのように、自宅を買うより先に投資用物件の購入を考える人は珍しくなく、比較的若い人に多いと感じます。ところで、このようなケースで心配なのは、自宅が欲しくなった場合に「住宅ローンを思うように組めない」リスクです。Hさん自身は、自宅を購入する予定がないのと、いざとなったら手じまいできる程度のローンしか組んでいないため、あまり心配はなさそうです。しかし、自分はそうでないというのなら、後々のことまで考えて行動を起こす必要があります。

「世界同時株安でゲンナリしていたとき、精神的に救ってくれたのは、このワンルーム。借り手がいるかぎり、ちゃんと賃料が入ってくる。東京の真ん中に賃貸物件を持っているというのは悪くないですね」と笑いながら話してくれたHさんの姿。とても印象に残っています。

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