払い過ぎなら「返してちょうだい!」

私にも「過払い金」はあるの?
5年以上借りていると、お金は戻ってくる?
消費者金融やクレジットカードなどでお金を借りていた人が、利息制限法と出資法の狭間の「グレーゾーン金利」によって今まで払い過ぎていたお金が戻ってきたという話を、こと最近は本当によく耳にするようになりました。

書店でも、過払い金を自分で取り戻すマニュアル本なども並んでいますし、ネットで調べると自力で過払い金を取り戻す方法がたくさん紹介されていたりもします。「借りたものは返さなきゃ」と続けていた借金の返済が、実は「多く返し過ぎていた」と聞けば、誰だって返して欲しいと思うものです。

あなたにも過払い金は発生しているのでしょうか? 簡単に取り戻せるものなのでしょうか? 
そして、それをすることによるデメリットとはどんな部分なのでしょう。

過払い金が発生する条件とは!?

先日、1800人あまりの人が、総額22億円の過払い金の返還を求め、消費者金融などを相手に集団提訴に踏み切ったというニュースがありました。実に大規模なものです。こう聞くと過払い金は珍しくないもので、探せば容易に集まるようにもみえるかもしれません。しかし、みんながみんな、そう簡単に過払いが発生しているという実情ばかりではないのです。どのような状況だと、過払い金は発生していくのでしょう。

まず、“利息制限法を超える金利(灰色金利)で、お金を借りていた”という前提条件がなければいけません。15%~20%の利息制限法の範囲内で借りているとすれば、法定金利ですので払い過ぎている利息分はありません。そのため過払い金は何十年利用していようと発生しないのです。低金利のところとか、買い物(ショッピング)だけの利用では、過払い金の可能性はないのです。

次に、“利用していた期間が、ある程度(5年以上など)あること”が条件になります。通常3年未満の利用では、借金額自体の減りはありますが、過払い金までは生じてはいません。通常、5年から7年くらいの利用があると、「過払い金」が発生しはじめていることが多いです。
逆に、5年から7年くらい借りているのに、過払い金が発生してないケースもあったりします。