家計簿・家計管理/おすすめ家計簿、家計管理ツール、家計アプリ

となりの家計簿その1

住宅購入を考えている30代の家の家計簿を今回は拝見!

執筆者:中村 恭子

  • Comment Page Icon


今回家計簿を提供してくれた前田さんは30代の主婦。子供が小学校に入学する時期住宅購入を考えているとのこと。購入金額は4千万円前後。今の生活を住宅購入してからも続けられるか教えてほしいとのこと。では家計簿拝見!

前田家の家計簿

32歳夫 30歳妻 2歳長女の3人家族

夫収入 28万円

毎月の支出


食費   30,000円
住居費  70,000円(社宅)
ガス代   4,000円
水道代   3,500円
電気代   5,000円
電話代  15,000円
衣服費   3,000円
ガソリン代 5,000円
医療費   3,000円
娯楽費  10,000円
教育費  15,000円
夫小遣い 30,000円
駐車代   9,000円
保険代  25,000円
貯蓄   50,000円

今月    2,500円の黒字

ボーナス 年間50万円(今はすべて貯蓄)

現在貯蓄額600万円

住宅を購入するのに購入価格の3割程度貯蓄しよう

住宅を購入するのには住宅を購入するための頭金として2割、その他諸経費として1割程度必要です。4,000万円の物件を購入するためには、1,200万円は貯蓄しておく必要があります。現在600万円貯蓄があるということですから、あと600万円程度をお子さんが小学校行くまでの4年間で貯蓄しなければなりません。ということは年間150万円です。ボーナスはすべて貯蓄に、その他家計をきりつめて毎月8.5万円貯蓄できれば目標は達成できますが、今の生活を変えずに住宅購入は厳しそう。もう少し購入時期を延ばすか、物件価格を下げるか、どうしてもお子さんの入学までに希望の住宅がほしいのなら、奥様が収入を入れることも検討する必要があるかもしれません。

住宅購入!でもムリなく返済するには?

現在住宅費は7万円ですね。年間にすると84万円になります。現在の年間貯蓄額は110万円(毎月5万円、ボーナス50万円)ということなので、その合計額は194万円。この194万円から住宅を購入後の貯蓄額をひき、さらに固定資産などのローン以外の住居費をひくと、おおよその年間返済額がでてきます。前田さんの住宅購入後の貯蓄は教育資金として年間36万円程度(毎月3万円)を考えているということ、固定資産税などがおおよそ25万円程度と考え、194万円から引くと、133万円という数字がでます。この133万円がおおよそのムリなく返済できる年間返済額です。月にすると11万円。この金額で35年の期間でローンを組める物件を考えると3,500万円~3,800万円になります。


ローンの組み方

ローンを組むときに考えることは以下の通りです。
1.返済期間は定年終了までの期間で組む、もし期間が長くないと返済できない場合は繰り上げ返済を考えてローンを組むこと

2.これからはできれば長期固定金利のほうがよい(変動金利は金利は低いが将来に不安)ただし変動金利の場合金利が低いので、変動金利にしたい場合は上限付の変動金利を選択し少しでもリスクを回避する

3.借りられる額ではなくて、ムリなく返せる金額知っておく

家計簿一口アドバイス


電話代をもう少し節約できると思います。また、住宅を購入すると団体信用保険に加入すると思います。この保険は契約者が万一死亡した場合、住宅ローンの残金を保険がまかなってくれるというもの。そう考えると賃貸の時とは違って少ない生命保険金でいいですよね。今よりも保険料を少なくすることができるかもしれません。住宅を購入したら、保険の見直しをしてみて下さいね。
【編集部からのお知らせ】
・「家計」について、アンケート(2024/11/30まで)を実施中です!

※抽選で30名にAmazonギフト券1000円分プレゼント
※謝礼付きの限定アンケートやモニター企画に参加が可能になります
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます