実際の「いざという時」は?
どんなリスクがあるかイメージするだけでも、自分の働き方が大きく変わる |
家賃と同じ返済額でも、マイホームは家の修理や固定資産税、火災保険、地震保険など賃貸に比べて支出が多くなります。また、多くの人が子どもが小さい時に家を買うので、その後の子どもにかかる費用が増えることを見積もっておかなくてはいけません。
いざという時とは、夫の収入が激減したり、リストラ、転職、というケースでしょう。お引越先の新しい土地で、仕事を探すとなるとどんな仕事ができるでしょうか?アルバイトやパートで1日5時間、週5日働くと、ひと月8万~9万円くらいになります。
いざという時の為に、アルバイト、パートの情報を探す
■夫が万一の場合
心身ともに元気がなくなってしまった時に、どれくらいの期間があれば仕事ができるでしょうか?死亡保障は、夫のお葬式代だけでなく妻が働くまでの期間の最低の生活費だけは用意しておくと、安心で来ます。以前のお仕事のキャリアは活かせそうですか?
ワーキングマザーのキャリア
女性の仕事カタログ
今より確実に状況が悪くなっている「いざという時」に仕事を探す事の大変さがイメージ出来ると、いざという時にどんな風に働くか=いくら稼げるか、というより具体的な数字がでてきます。いざという時にどんな風に働くかがイメージ出来ないと、「働けない人」で終わってしまう可能性が高いのです。
相談者の反応は?
■マイホーム購入予定のAさん
・自営業の夫の収入が減ったら、自分が2倍稼ぐ!と張り切っていた2児の母
―今、どうして収入アップの準備をしないんですか?
「・・・・。そっか、そうなんですよね。」
―新居は、仕事先ももっと遠くなりますよね。
「受注先を増やしていけるように、頑張ります。私も、新居の近くで新しい仕事が何か出来ないか探してみます」
―今日から、頑張りましょうね。
■夫の保険を検討中のBさん
・以前は、正社員で働いていた0才児の母
―ご主人に万一の事があったら、赤ちゃんを預けて働きますか?
「すぐには難しいですね」
―3年後、復職するとしたら、前と同じような会社に就職出来そうですか?
「今は景気が悪いので、同じ会社に戻るのは無理。同業他社も難しいですね」
―若いから、別の新しい仕事を見つけられるのでは?
「でも、何が向いているのかよく分からないし・・・」
AさんもBさんも、共に働く気持はあります。ただ、働く気持が強ければいいのか?というと、そうではありません。
気持だけで具体的に何も考えていなかったAさんは、夫の収入が減った時、ローンの返済をして生活するための具体的な方法をいくつも考えていただきました。そして、団体信用生命保険
に入るので、もうじき満期を迎える養老保険を解約し、頭金を予定よりも増やす事で、月々の返済額を押さえ、新居で仕事の合間にピアノ教室を始める予定だそうです。
Bさんは、働けない人ではありませんが、まだ子どもが小さいうちは出来るだけ一緒にいたいと考えています。大きくなってからも、すぐに仕事が探せないなど他の事情があるかもしれない事を考え、ご主人の死亡保障は、金融資産、遺族年金を考慮し、お葬式代+毎月10万円をお子さんが大学卒業まで受け取れるタイプのものにしました。
いかがでしたか?自分が働けると思っていても、思うような仕事がないかもしれません。しかし、フルタイムで働かなくても、仕事を続けておくのは、次に仕事を見つける大きな足がかりになります。いざという時、働けない事がいけないのではなく、対策が何もないのがいけないのです。雇用不安が続く中、時代は変わりました。自分にとって、いざという時はどんなときなのか考えておきたいですね。
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