家計簿・家計管理/性格別の家計管理術

教育費、うちの家計で私立を目指す!?(2ページ目)

教育費はコツコツ貯めるが基本です。公立なら無理なく、コツコツ貯めれば、私立中学、高校コースも夢じゃない!どんな風にコツコツ貯めるかご紹介します。

山口 京子

執筆者:山口 京子

家計簿・家計管理ガイド

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コツコツ貯めれば、私立中学も夢じゃない!

私立
小学校をお受験する前に家計に15万円以上の余裕があるかチェック!それ以外に受験費用もかかります。
文部科学省の「学年別の学習費総額」調査によれば、小中高校を通じてお金がかかるのは、公立の場合、高校1年生(59万円)と、中学3年生(53万円)。私立では、小学校1年生(168万円)、中学1年生(153万円)、高校1年生(127万円)の順となっています。

ここでわかるのは、私立に通う場合、小学校ならおよそ毎月15万円、中学校なら11万円、高校なら10万円の余裕が家計にないと厳しいということです。

特に私立小学校は、「おぎゃ~」と生まれてすぐに貯め始め、毎月5万円ずつで300万円貯めてもカバー出来るのは2年生まで、その後毎月約10万円~12万円の費用がかかるので、残念ながらコツコツだけでは通えない事が分かります。

では、私立中学はどうでしょう。公立3年間の教育費は、私立1年目の教育費と同じくらいの約150万円。残り2学年でかかる200万円を、コツコツ11年で貯めると、毎月1万5000円。同様に、私立高校入学までに公立との差額約200万円を貯めるとすれば、毎月約1万2000円。

■毎月コツコツ、1万5000円+1万2000円貯めて私立中学、高校を目指そう!

もちろん、この他に公立と同じだけの学習費がかかります。年間およそ50万円なので、ひと月4万円程度です。

コツコツ貯めて私立中学、高校、国立大学を目指す?!


おさらいです。スタートが早ければ教育費を貯めるのは難しくありません。塾、おけいこごとなども早いうちからお金をかけすぎると、コツコツ貯められる時期にお金を使ってしまうことになるので要注意です。コツコツ貯めて、余裕があればおけいこごとといったルールを作るといいでしょう。


■0才~11才
公立の小学校に通えば、学校にかかるお金は年間10万円程度。この時期までに頑張って教育費を先取りしましょう。進学塾に通う場合はその費用も必要です。
1万5000円+1万2000円+1万円=3万7000円/月
(私立中学のためのお金+私立高校のためのお金+大学のためのお金)
■12才~14才
コツコツ貯めた中学のためのお金は、200万円になりましたので、公立に通う費用と変わらない負担で、中学に通いながら、さらにコツコツ貯めます。
1万2000円+1万円=2万2000円/月
(私立高校のためのお金+大学のためのお金)
■15才~17才
コツコツ貯めた高校のためのお金が、またまた200万円ありますので、ここで公立の高校とかわらない負担で、高校に通いながら後は大学のお金をコツコツ貯めます。
1万円/月
(大学のためのお金)

コツコツ貯めると毎月の負担はぐっと軽くなります。もし、高校まで公立に行ったとしてそのままお金を貯めれば、私立大学理系の4年間の教育費を先取り貯金することが出来ます。財形貯蓄で貯める、子供用の口座でコツコツ貯める、積立定期でコツコツ貯める、いずれもしっかり貯まります。

いかがでしたか?もしスタートが小学生からでも、毎月コツコツ2万円で、大学までには、140万円~260万円貯まります。大切な教育費は、他のお金とは分けてじっくり貯めましょう。次回は、積立法のご紹介です。

教育費の積み立て、どれがいい?

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