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インターネットで個人向け国債にチャレンジ

6月9日から29日まで、個人向け国債の第7回目の募集が始まりました。取扱金融機関によっては手数料がかかることもありますので、投資を考えている人はよく調べることが大切です。

横山 利香

執筆者:横山 利香

投資をはじめてみようガイド

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<個人向け国債ってナニ?>


2004年6月9日から29日まで、個人向け国債の第7回目の募集が始まりました。これまでの販売状況を見ていると、個人を対象とした新しい金融商品としては人気が高いと言えそうです。


ただし、取扱金融機関によっては口座管理料がかかったり、窓口のみの取扱いというところもあります。しっかりと調べてから購入を決めることが大切と言えます。




個人向け国債とは、日本国政府が発行し、利子および元本(額面金額)の支払いを行う、個人専用の債券のこと。購入できるのが個人だけに限定されているという点が特徴です。1万円から1万円単位で購入できるため、手軽に始めることができます。


また、実勢金利に応じて半年ごとに利率を見直す変動金利制です。そのため、第1回目の初期発行では0.09%、第2回目の初期発行では下限利率の0.05%、そして今回の第7回の初期発行では0.74%に決まりました。利子は、半年ごとに税(20%)引き後の金額が支払われます。もちろん見直し後の利率で計算されますから、その時によって利子も変動することになります。


そのため、現在のような低金利の時に購入しておけば、金利上昇に連動して金利が上がっていくため有利な商品だといえます。一方、高金利の時に購入すると、金利下落に連動していくため、固定金利の商品に比べて魅力の乏しい商品といえます。ただし、下限利率が決められていますので、それを下回ることがないようにはなっています。


10年満期が基本ですが、不測の事態に備えて1年経過後は中途換金もできます。原則、発行から1年間は解約できません(本人が死亡した場合のみ)ので、すぐに使う予定がある資金での購入は避けた方が良いでしょう。


また、中途換金の場合は手数料として、税引前の直近2回分の利子相当額が元本から差し引かれます。利子は指定した口座への入金という形ですでに支払われていますので、元本から中途解約手数料が差し引かれることになります。トータルで見ると、実際は利子をもらっているので元本割れしていないくても、受け取り金額としては元本割れしているような印象が生じてしまいます。ただし、1年経過後比較的早い時期に中途換金した場合には元本割れする可能性もありますので注意が必要です。


私は第1回目の個人向け国債を、証券会社で購入しました。いくら銀行預金金利より高いといっても、少額の購入でしたので受け取れる利子ももちろん少ないものです。証券会社から利払いの案内が来るたびに、超低金利を実感しています。


個人的には、あまり魅力ある金利水準とは思っていませんが、銀行預金はさらに超低金利の現状です。個人向け国債は変動金利という商品の性質上、金利の動きに興味を持つきっかけになるでしょうし、一応は、日本国政府が発行して元本や利子を支払ってくれるので安全と言えます。当面使う予定がなく、そう多くない資金であれば、投資の第一歩として個人向け国債を購入してもよいと思っています。


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★参考★
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財務省・個人向け国債
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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