投資金額が多い場合のメリットは?
投資金額が多い場合のメリットとしては、スケールメリットにあります。10万円の株を買って20万円になった場合で考えてみましょう。
投資金額は、許容できるリスクとパフォーマンスの両方から考えてみてはいかが? |
●手持ち資金10万円の場合
10万円の株を1つだけ買って20万円になった場合 ~ 儲けは10万円
●手持ち資金100万円の場合
10万円の株を10買って20万円になった場合 ~ 儲けは10万円×10=100万円
パフォーマンスは同じ2倍ですが、儲けの金額は10倍もの差があります。いわゆる「お金持ちほど儲かる」というやつです。
投資金額が少ない場合のメリットは?
投資金額が少ない場合のメリットは、リスク管理になると思います。今度は20万円の株を買って10万円になった場合で考えてみましょう。
●手持ち資金20万円の場合
20万円の株を1つだけ買って10万円になった場合 ~ 損失は10万円
●手持ち資金200万円の場合
20万円の株を10買って10万円になった場合 ~ 損失は10万円×10=100万円
損失の割合は2分の1と同じですが、金額が小さい分、損失金額は10分の1で済むことになります。
投資金額が多いのがいいのか、それとも少ないのがいいのかということは、その人の持っているお金と許容できるリスクで決まると思いますので、どちらかいいのかという判断は難しいと思います。しかし、投資に損はつきものですから、できるだけ損をした時を想定しておくことが大切。金額で考えてしまいがちな儲けはできるだけパフォーマンスで考え、損失を金額で考えて、投資金額を考えることが大事だと思っています。