資産運用/資産運用をするときの鉄則

サッポロビールを突然襲ったTOBって何?(3ページ目)

投資ファンドによるサッポロビールの買収劇。三角合併の解禁を間近に控え、外国企業による企業買収が今後は日本でも盛んになるかもしれません。そこで、今回はTOBと三角合併について解説していきます。

横山 利香

執筆者:横山 利香

投資をはじめてみようガイド

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どんな株がTOBや三角合併の対象になるの?

TOBされないように、日本企業の業界再編はますます進む!?

どのような企業が対象になる可能性があるのかと言うと、優良な企業なのに割安に放置されていて、かつ時価総額が低い企業が考えられるのではないかと思います。時価総額が大きいと、それだけ買収にかかる資金も大きくなってしまいます。できれば資金は少なくということから株を使う三角合併というわけです。それに、そもそも優良でない企業をTOBすると言って本当にTOBが達成されても、困ってしまいますよね。

結局、誰の目からみても魅力的な企業が対象になるでしょうから、私たちが銘柄を探す基準とそう変わらないのかもしれませんね。

個人的には、保有株が三角合併の対象になってしまうと、海外の企業の株券をもらうわけですが、日本で流通していない株券をもらっても困るというのが本音ではあります。かと言ってTOBに応じると、身売りしたような気がしないわけではありません。最終的には、利益を確実に手に入れるという基本を実行するのがいいのではないかと思っています。
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