購入時にかかる手数料が販売手数料
「投資のプロに運用を任せられる」「1万円と少額から始められる」などの手軽さから、最近は投資信託に人気が集まっています。投資信託とは、証券会社などが投資家からお金を集めて、運用会社が株や債券などでその資金を運用する金融商品のこと。ファンドとも言います。
外貨投資でも株式投資でも、投資商品を購入する際には通常、取引手数料がかかります。もちろん、投資信託では「販売手数料」という取引手数料がかかります。しかし、最近は、販売手数料無料(=ノーロード)のキャンペーンを行っている金融機関も増えてきています。そのため、「販売手数料の安い投資信託はどれかな?」と気にしている人も多いと思います。
毎年かかる手数料が信託報酬
うっかりしていると、手数料で儲けがなくなってしまうことも! |
しかし、投資信託はプロに運用をお願いする金融商品。そのため、販売手数料以外に、「信託報酬」という手数料がかかります。文字通り、報酬という意味合いがありますので、信託報酬は保有期間中毎年かかる手数料です。つまり、販売手数料は販売時の1回だけですが、信託報酬は何度もかかる手数料なのです。信託報酬の方が断然儲けに占める割合が大きいですから、投資信託を購入する際には、信託報酬がどれだけなのか見ておくことが大切です。
個人的には、販売手数料無料キャンペーンは確かにオトクなのですが、オトクなのは1回だけ。それよりも、毎年かかる信託報酬こそ引き下げをしてほしいと思います。「販売手数料は1回だけだから無料でもいいけど、信託報酬は毎年取れるから現状維持」という感じなのでしょうか。
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