こまめな預け替えで5倍もの差が開く
そして、今夏、金利が上昇したおかげで、有利な金融商品がたくさん登場しています。有利な金融商品はぜひ利用しましょう。ただし、金融商品を選ぶ際には、預ける期間に注意が必要です。なぜなら、現在は金利が上昇していますので、あまりにも長期の金融商品を選ぶと不利になってしまう恐れがあるからです。
リスクがとれないなら、その分を自分の労力で補おう! |
1年ちょっと前、金利が上昇しても、都市銀行の1年物の定期預金は0.06%程度で、2年物なら0.08%程度、3年物なら0.15%程度でした。今はどうかと言うと、1年物の定期預金が0.35%、2年物が0.4%、3年物が0.45%。
もし1年と少し前に、金利が上昇したからと、100万円を2年物なら0.08%程度に預けていたら、2年後に受け取れる利息は800円。しかし、1年物でこまめに預け替えをすれば、1年目が0.06%、そして2年目が0.35%ですから合計4100円になり、5倍もの差がついてしまいました。どちらがオトクかは歴然ですね。
金融機関によっては、金利がもっとオトクな場合もあります。いろいろと情報を収集し、少しでも有利な金融商品を選びたいですね。
次のページでは、表示金利の見方が間違っていないかについてお伝えしていきます。