エコだからと言って必ず儲かるわけではない
世界各地でこれだけ異常気象が相次ぐと、環境に注目が集まるのも当然です。そのため、環境問題に取り組む企業は今後、成長が期待できると考える人もいるかもしれません。しかし、投資の世界はそんなに単純ではありません。環境にどんなに注目が集まっても、経済状況次第で、投資信託の価格は上にも下にも変動します。儲かることもあれば、元本割れに陥ってしまうリスクが常に存在します。
エコがテーマだからと言って、必ず儲かる投資というわけではない! |
また、「○○ファンドが儲かるらしい」なんて聞いたら、鞍替えしたくなるのが普通というもの。テーマファンドの場合、「ブームがくれば盛り上がり、ブームが去ればイマイチ」という浮き沈みがどうしても発生してしまいがちです。さらに、エコというテーマに合致した投資先ばかりになってしまいますので、リスク分散という観点から考えれば、集中投資という感は否めません。
環境問題が重要なテーマだからと言って儲かるわけではありません。ただ、エコファンドに興味を持つ人が増えることでエコファンドが増え、そしてそれが企業意識への高まりにつながるという好循環が生まれる可能性はあります。エコファンドへの投資によって、さらなる大きなエコの輪につなげていきたいものですよね!
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