債券型:国内外の債券型投資信託
投資信託では、運用成果に応じて分配金が支払われるのが一般的です。ただし、分配金の扱いは投資信託によって異なっており、分配金を受け取らずに再投資するタイプと現金で受け取るタイプがあります。分配型の投資信託は、後者の現金で受け取るタイプになります。分配が行われる時期は、毎月や四半期に1回など、投資信託によって様々です。分配型の投資信託の主なものとしては、不動産の賃料を受け取ってそれを分配金として支払うタイプ、債券投資による金利収入を分配金として支払うタイプ、株式投資による配当収入を分配金として支払うタイプがあります。
債券型投資信託は、安全性の高い公社債を中心に運用して安定した収益の確保を目指すため、株式を一切組入れない投資信託になります。そのため、株式型投資信託よりもリスクが小さいとされています。
とは言え、たとえば短期国債のように安全性が高く格付けの高い債券もあれば、新興国が発行する債券などのように格付けの低い債券もあり、投資信託によって異なっています。そのため、債券型の投資信託と言っても、それぞれリスクの度合いは異なります。
また、海外の債券を投資対象とする場合には、対象となる通貨の変動によって損益が左右されます。為替変動リスクが発生する点には注意が必要です。
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