しかし、投資商品によって、その損失の大きさも異なります。なぜなら、投資商品には「リスクとリターンの関係」があるからです。
リスクとリターンの関係は、次の3つの関係に分けられます。
●ロー(低)リスク・ロー(低)リターン
●ミドル(中)リスク・ミドル(中)リターン
●ハイ(高)リスク・ハイ(高)リターン
それぞれの関係ごとに、どんな商品があるのかを順番に見ていくことにしましょう。
ローリスク・ローリターンの商品
まずローリスクローリターン商品は、損失が発生する可能性は少ないけれど、儲けもその分少ない商品になります。つまり、安全性が高い商品ということです。
どんな商品があるのかと言うと、個人向け国債やネット定期が挙げられます。どちらも満期まで保有すれば、元本が減る恐れはありません。しかし、お金が2倍、3倍と大きく増えることもありません。
これまで普通預金に預けっぱなしという人は、まずはローリスクローリターンの商品からチャレンジしてみるとよいでしょう。
次のページでは、ミドルリスク・ミドルリターン、ハイリスク・ハイリターンの商品について解説していきます。