生命保険/生命保険とは:主な種類と特徴

突然の死亡・入院には生命保険で備える(3ページ目)

私たちは誰もが、死亡と入院という2つのリスクを抱えています。そのリスクに備えるための保険(死亡保険、医療保険)の違いを説明します。

執筆者:小川 千尋

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入院に備える生命保険も検討を

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入院時の医療費で家計にダメージを与えないために医療保険が必要!
入院したときにかかるお金は、入院日数や病気・ケガの種類、どんな治療を受けるかなどで違ってきますが、数十万円単位でしょう。

これくらいのお金なら貯蓄でまかなうこともできるので、保険が唯一の手段とは言いません。しかし、保険に入っていれば貯蓄を取り崩さなくて済むため、安心感は大きいものです。そのため、医療保険には加入しておくべきだと思います。

医療保険は年齢が上がるほど保険料が高くなる

入院したときにかかる医療費に備える保険を「医療保険」と言います。厳密に言えば、医療保険は入院や手術などの医療保障に特化した生命保険のこと。医療保障が得られる特約も含めて「医療保険」と言うこともあります。

医療保険も死亡保険と同じように、保障が一生涯続く終身保険と、一定期間で終わる定期保険があります。終身保険、定期保険と呼ぶと死亡保険と混同してしまいますね。

終身保険は「終身医療保険」または「終身保障型の医療保険」、定期保険は「定期型医療保険」または「定期保障の医療保険」と呼びます。定期保険は、「更新型医療保険」と呼ぶこともあります。10年や15年などの短い満期で加入し、満期になるごとに一定年齢(80歳や85歳など)まで保障を更新していくからです。

終身医療保険、定期型医療保険のどちらを選ぶかは、あなたのニーズ次第です。若いうちは病気で入院することは少ないだろうから、とりあえず定期型に加入しておいて、1回目の更新間近や30代半ばになったら終身医療保険に入り直すという考え方もアリです。

ただ、年齢が上がると病気にかかるリスクは高齢になるほど高くなるため、保険料は高くなります。健康状態によっては医療保険に入れないかもしれません。

その点、終身医療保険は保険料は一定(60歳や65歳などから半分になる医療保険もある)です。若いうちから払い始めれば、毎月の保険料は低く抑えることができます。不安な方は最初から終身医療保険に加入したほうがいいでしょう。高齢になってからでは、終身医療保険の保険料は高額になります。
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