払込期間を短く設定する
終身保険は払い込み期間を保険期間よりも、短く設定すると、払い込み期間終了後、数年経過後(数年とあいまいなのは解約する年齢によって異なるためです)解約すると、支払った保険料の合計額を上回る解約返戻金(解約時の払戻金)が受け取れます。「保険料を払う=積み立てる」そして「解約返戻金を受け取る=積み立ての満期金を受け取る」ととらえれば、貯蓄であるということがいえるでしょう。
こうした終身保険と同様または類似した機能といいますか、特性をもった保険に、利率変動型終身保険と長期平準定期保険があります。「利率変動型終身保険」は文字通り、予定利率が変動し将来、金融情勢の好転により運用が良くなった場合、死亡保険金額や解約返戻金が増える可能性があります。
ただし、現在の利率はキープする即ち保険金、解約返戻金は増えることはあっても減ることないのです。元本保証。したがって、あまり増えることは期待できないということで、定額タイプと同類として位置づけました。後から出てくる変額保険は理屈は近いですが基本的には定額タイプと反対の存在「変額」になります。
長期平準定期保険
もう一つは長期平準定期保険です。本来、定期保険といえば掛け捨てと言うイメージがあると思いますが、名前で掛け捨てか貯蓄できる保険かを判断してはいけません。一般的に終身保険はその保険期間の終わりを104歳で計算しているようでが長期平準定期保険は保険期間の終わりを90歳から100歳で設定しているものを言います。保険会社によってその年数は変わります。100歳までで契約できる会社もあれば、95歳で契約できる会社もあります。
このことから、この保険は実質終身保険と殆ど同じ内容といえます。