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相続の基礎を学ぼうその1。用語解説付き。 正田邸騒動、建物取り壊しの是非(2ページ目)

正田邸の取り壊し工事が話題になりましたが、なぜここまで騒ぎになったのでしょうか?相続の基礎知識があると、良く分かります。用語解説もまじえて記事を解説致します。

執筆者:天野 隆

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2.財務省関東財務局

財務省で物納を担当しているお役所です。民間の持ち物だった土地が国有化されるための手続きをしているところです。

3.取り壊し工事

物納される場合、原則は建物を取り壊して更地の状態にすることになっています。これは何故かと申しますと、国が売却する時に便利だからです。ただし、超有名人の家ですとか、歴史的な建物ですと、土地とセットで物納されることもあります。

4.品川区に売却される見通し

国は物納された土地を速やかに現金に変えなければなりません。そのために土地を売却します。正田邸は品川区が買いたいと手を挙げたので、品川区に売却されるわけです。

■あなたのためのズバリ解説■

この記事のポイントです。国は2つの選択肢があったわけです。建物と土地をセットで物納許可を出すか、通常のように建物を取り壊す事を条件として許可を出すかです。

結果的には後者を選択した模様です。正田邸を取り壊し、更地にして売却されるわけです。

これだけ話題になりますと、この正田邸ごと売却した場合と、更地にして売却した場合のどちらが、この土地を高く売却することができたでしょうか?

この点を十分検討したうえでの取り壊しだったかどうか、それを言っている人がいるという意味の記事のようです。
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