相続・相続税/相続・相続税関連情報

本当にあった遺言の替え玉事件!(2ページ目)

相続税の専門家として実務経験で、遺言にまつわる忘れられない案件がありました。守秘義務がありますので、詳しくは書けませんが次のような事件でした。

執筆者:天野 隆

  • Comment Page Icon

替え玉事件

打合せ
本当にあった!替え玉事件
当人に成りすました別人が公証役場で遺言書を記しました。なぜそれが出来たのか?これは真似する人がでてくるので詳細は書けません。

「そんなことはありえない。」一人の相続人の言葉からこの事件は始まりました。被相続人の発言とは思えないからです。ありえない遺言がその戦いのきっかけでした。専門家として調べました。なにかおかしいぞ!しかし公正証書です。証拠としては完璧です。公証人もそう述べています。

遺言の偽造は、相続人の欠格事由(民法891条5号)に該当しますので、相続人になれなくなる可能性があります。替え玉を立証したら遺産分割は大幅に変わります。ここから先も守秘がありかけません。

このように遺言の有効性について、訴えた方、訴えられた方、双方の立場で事実を見てまいりました。まさに、修羅場でありました。

関連リンク
相続・相続税の基本中の基本 被相続人・相続人・相続分とは[All About 相続]
遺言の効力、上手な書き方[All About 相続]
相(すがた)を続けるとは?[All About 相続]
相続・相続税Q&A、無料相談[All About 相続]
【編集部からのお知らせ】
・「家計」について、アンケート(2024/4/30まで)を実施中です!

※抽選で30名にAmazonギフト券1000円分プレゼント
※謝礼付きの限定アンケートやモニター企画に参加が可能になります
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます