日本は大規模地震が続発するサイクルに入った?
阪神・淡路大震災では初めて近代都市が大規模な地震災害にあった場所として多くの教訓が残されている |
これらの過去の地震災害の体験はもちろん地域にいた人であれば大変恐ろしく、被害にあった方々にとっては忘れたい過去なのかも知れません。しかしこのような実体験を共有し、先に伝えて行くことは、これから確実に起こるべき各地の大地震の被害を最小限にしてくれるでしょう。
地震災害の被害は、発生地域の地理的状況によって大きく異なります。ですから都市部の被害は山間部のそれとは大きく異なり、島しょ部や海岸地域のリスクも別個のものと考えられます。地震被害はまさに「場所」がキーポイントになるのです。
参考:明治以降100人以上の死者・行方不明者を出した地震災害(津波被害を含む)気象庁資料による
発生日 | M | 地震名 | 死者・行方不明者 | 最大震度 |
1872年3月14日 | 7.1 | 浜田地震 | 死者 約550 | 不明 |
1891年10月28日 | 8 | 濃尾地震 | 死者 7,273 | -6 |
1894年10月22日 | 7 | 庄内地震 | 死者 726 | -5 |
1896年6月15日 | 8.5 | 明治三陸地震 | 死者 21,959 | (2~3) |
1896年8月31日 | 7.2 | 陸羽地震 | 死者 209 | -5 |
1923年9月1日 | 7.9 | 関東地震 (関東大震災) |
死・不明 105,000余 | -6 |
1925年5月23日 | 6.8 | 北但馬地震 | 死者 428 | -6 |
1927年3月7日 | 7.3 | 北丹後地震 | 死者 2,925 | 6 |
1930年11月26日 | 7.3 | 北伊豆地震 | 死者 272 | 6 |
1933年3月3日 | 8.1 | 昭和三陸地震 | 死・不明 3,064 | 5 |
1943年9月10日 | 7.2 | 鳥取地震 | 死者 1,083 | 6 |
1944年12月7日 | 7.9 | 東南海地震 | 死・不明 1,223 | 6 |
1945年1月13日 | 6.8 | 三河地震 | 死者 2,306 | 5 |
1946年12月21日 | 8 | 南海地震 | 死者 1,330 | 5 |
1948年6月28日 | 7.1 | 福井地震 | 死者 3,769 | 6 |
1960年5月23日 | 9.5 | チリ地震津波 | 死・不明 142 | - |
1983年5月26日 | 7.7 | 日本海中部地震 | 死者 104 | 5 |
1993年7月12日 | 7.8 | 北海道南西沖地震 | 死者 202不明 28 | 5 |
1995年1月17日 | 7.3 | 兵庫県南部地震 (阪神・淡路大震災) |
死者 6,434 不明 3 |
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