火災保険の基本をまずはよく理解して、正しい加入の仕方を知りましょう |
しかし、火災保険の契約をする場面は、住宅ローンの契約のときが多く、住宅ローンの契約書と一緒に火災保険のパンフレットや見積書が入っているくらいで、補償内容を十分に理解しないまま契約している人も多く見受けられます。そこで、今回は自分にあった火災保険について詳しく解説します。
火災保険は住宅ローンの一部ではありません
皆さんが火災保険の契約をするときはどのような場面でしょうか?これまでは、火災保険を住宅ローンの担保(専門用語では質権設定)とする関係もあり、住宅ローンの契約のときに、金融機関が勧める火災保険に加入してきた人がほとんどです。
特に住宅金融公庫の公庫融資の場合は、特約火災保険への加入が基本的に義務付けられていて、保険料が割安というメリットもあったので、火災保険は住宅ローンの一部だと思っている人もいました。
しかし、2007年4月以降は公庫融資が廃止されることや、多くの金融機関が火災保険を担保としなくなったこともあり、火災保険の選択の自由度が高まっています。
一部の銀行では現在でも火災保険に質権設定をしたり、フラット35の場合は返済期間中の火災保険への加入義務がありますが、住宅ローンを取り扱っている金融機関が勧めるままに火災保険に加入する必要がなく、自分自身で保険会社や火災保険を選ぶことができることをまずは知っておきましょう。
火災保険は盗難被害も対象? 詳しくは次のページで説明します。