物価連動国債って?

物価上昇でもお金の目減りを防ぐためには?
 世の中の物価の動きにあわせて元本も変動するように設計されている国債。それが「物価連動国債」です。ごく簡単にいえば、物価が上がると利息は増え、反対に物価が下がると利息は減るというしくみ。一般的な国債とは異なり、満期まで保有しても元本の保証はありませんが、物価上昇に備えるには適した投資対象の1つといえそうです。

2008年以降は物価の下落(デフレ)が続いているため、現在発行は行われていませんが、デフレ下でも目減りしないよう元本保証を付けて発行を再スタートすることが検討されています。

今後、消費税が段階的に引き上げられた場合、生活に必要なモノの値段も上がり、家計への影響は避けられません。そんなとき、物価が上昇すれば利息が増える物価連動国債が助け舟となるかもしれません。個人投資家は物価連動国債を直接買うことはできないものの、投資信託を通じて購入することは可能です。

物価連動国債に投資するには

物価連動国債を対象にした投資信託には、「MHAM 物価連動国債ファンド」「物価連動国債ファンド」などがあります。

<物価連動国債を組み入れた投資信託の一例>  
2012年6月27日時点。上記のほか、購入の際には各金融機関が定める手数料がかかります。

2012年6月27日時点。上記のほか、購入の際には各金融機関が定める手数料がかかります。


 

海外の物価連動債にも投資できる

主要国を見てみると、アメリカでは2%台、ヨーロッパでは2-3%台、インドでは10%台※と、物価の上昇度合いは国ごとに異なります。国内だけでなく、世界的な物価上昇に備えるなら海外の物価連動国債を組み入れた投資信託を購入するのも1つの方法です。
※2012年4月時点(「主要経済指標」より)

<海外の物価連動国債を組み入れた投資信託の一例>
2012年6月27日時点。上記のほか、購入の際には各金融機関が定める手数料がかかります。

2012年6月27日時点。上記のほか、購入の際には各金融機関が定める手数料がかかります。



コストと為替レートに注意

注注意点もいくつか確認しておきましょう。国内のものも海外のものも「国債」とはいっても元本が保証されているわけではないこと、購入する際や保有している間にかかるコストに注意しないとせっかくの利益も半減してしまう可能性があることなど。さらに、海外の物価連動国債を組み入れた投資信託の場合は、外貨建ての債券に投資することになるので為替レートの変動によって損益も変動することなどは押さえておきたいポイントです。
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