最初は軽いストレス解消のつもりが……
「それ」がないといてもたってもいられない人は、依存症の可能性あり! |
依存症になるきっかけは、ささいなことから始まります。「ちょっとストレス解消のつもりで・・・・・・」そんな軽い気持ちで始めたことが、最初の動機。ところが、いつしかそれがないと落ち着かなくなり、やめると苛立ちや不安、絶望感が訪れたり、ケースによっては、つらい離脱症状が現れる場合もあります。対象に支配され、自分の意志で欲求をコントロールできなくなるのが、依存症なのです。
依存症は3つのタイプに分けられる
依存症は、大きく次の3つのタイプに分けられます。1 物質に対する依存症
アルコール依存症、タバコ依存症、薬物依存症、など
2 行為に対する依存症
買い物依存症、ギャンブル依存症、メール依存症、ゲーム依存症、など
3 人間関係に対する依存症(共依存)
恋愛依存、親子の依存、友人への依存、など
このうち、最も注意が必要なのが、アルコールやタバコ、薬物への依存症です。なぜなら、これらは摂取しすぎると、身体にこれらの物質に対する耐性ができ、「身体依存」の状態になってしまうからです。この場合、その物質が切れてしまうと、手の震えや発汗、下痢などの離脱症状(禁断症状)が現れるようになります。そのため、この不快な症状を止めるためにも、その物質を摂取し続けなければならなくなり、依存がさらに悪化していきます。
こうした状態になった場合には、一生その体質と付き合っていかなければなりません。たとえばアルコール依存症の場合は、断酒から何年たった後でも、ある晩一滴でも酒を飲んでしまえば、また際限なく酒を求める日々の繰り返しです。したがって「やめる」と決めたら、その物質を生涯断たねばなりません。