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従来にはなかった性能と感触 ワコム ペンタブレット Intuos3

ペンの細かい動きを読み取る性能は従来機種の2倍アップ。より繊細な筆跡を表現。「エクスプレスパッド」で効率もアップ。書き味を変える3種類の替え芯も標準装備。触れて、描いて実感してもらいたい製品です。

土屋 徳子

執筆者:土屋 徳子

CG・画像加工ガイド

ワコムの新しいペンタブレット「Intuos3(インテュオス3)」がこの秋発売になりました。従来のものとは見た目も大きく変わりましたが、なによりも触れてみて初めて実感する部分も多いのが特徴です。今回はこの新しいIntuos3の主立った機能についてご紹介します。パソコンで絵を描き始めたいという方にもおすすめの製品です。


A5サイズ・クリスタルグレー PTZ-630/G0

もくじ

繊細な描画が可能な理由とは
「Gペン」を意識したペン
傾き検出機能もおもしろい!
注目のエクスプレスパッドとは?
好きなショートカットキーを割り当てる
3種類の替え芯付き!
付属ソフトや特典も豪華です
今までのペンタブレットに挫折した人にこそ


繊細な描画が可能な理由とは

ペンの細かい動きを読み取る性能は従来機種の2倍アップというのですから、より繊細な筆跡を表現することができます。

これは具体的にどのようなことかというと、従来の読み取り分解能は、下図のような黒い点が描く線(赤い線が筆跡のイメージです)を読み取っていたとします。

そして今回のIntuos3では下図のように感知する点が増え(黄色い点がそのイメージです)、より忠実に線を表現することが可能になりました。

また筆圧を感知し始める「ON荷重」は、30g以下ドライバで10g以下まで設定できます。低ければ低いほど、細く淡い線が描けることを表しますので、軽いタッチでペンを動かすときの指先の微妙なニュアンスを感知します。
シャープペンなどで描く際のON荷重がおおよそ20gであることを考えると、かなり繊細な線から描き始められて、そして400gまでの筆圧の荷重を1024段階で関知しますので、さまなざま線の太さ、色の変化、濃淡などを表現できるわけです。

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「Gペン」を意識したペン

今回のペン軸が少し長く、またラバーグリップ部分が長くなっています。手指が触れる部分全てをラバーグリップがカバーしていますので、ペンを安定して持ち、操作ができます。

▼従来のIntuos2と比べてみました

また、今回のペンは、漫画描きのペンとして愛用率の高い「Gペン」を意識したものになっているそうです。なるほど、しっくりくるのにはこういう理由があったのかと、納得してしまいました。

とはいえ、以前のArt Padや初代Intuosの頃の細いペンの方が使いやすいという方もいらっしゃるのでは。「細い軸のペン」も売り出す予定だそうですよ。

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次のページでは、サイドに注目!見た目以上にとても便利なエクスプレスパッドについて紹介します。

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