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お父さんはもっと小遣いを増やすべし!

お父さんのお小遣いは月3万円かもしれませんが、自己投資の分までお小遣い制にしてはいけません。子供のお小遣いや学費を減らしてでも、お父さんは自己投資すべきです

午堂 登紀雄

執筆者:午堂 登紀雄

ニューリッチへの道ガイド

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子供のケータイよりお父さんの小遣い

自分の書斎(集中して勉強できるスペース)を持とう
以前、「未来への投資 1億円作れる子の育て方」というコラムで、『多くの場合、親が成功していれば、子供も成功する傾向が強いようです。つまり、「子供は親の背中を見て育つ」ということでしょう。したがって、子供を成功させたいと思ったら、「まず親である自分自身が成功する」努力をすることが重要になるということです。』と書きました。では私たちはどうすればよいでしょうか。

そのための一つの提案が、「お父さん(お母さん)はもっと小遣いをふやすべし」というものです。つまり、「親がもっと自分に投資して、もっと稼げる、より長く稼ぎ続けられる人材になる」ということです。

お父さんのお小遣いは月3万円かもしれませんが、自己投資の分までお小遣い制にしてはいけません。子供のお小遣いを減らしてでも、お父さんは自己投資すべきです。塾通いの費用を削ってでも、お父さんの本やノートパソコンを買う。「子供にケータイを与えるくらいなら、ビジネススクールの費用を出して」と主張してみましょう。(恐妻家の人には恐ろしくてそんなこと口にできないかもしれませんが・笑)

専業主婦のお母さんだってもちろん、美と健康のために投資しましょう。子供が友達から、「キミのお母さん、すっごくキレイだね。」と言われれば、子供も鼻が高いし、お母さんを尊敬します。


家を買ったら書斎をつくる

家を買ったらお父さんの書斎は絶対作りましょう。子供部屋が狭くなったとしても、お父さんの書斎が優先です。お父さんが自分の勉強に集中できる空間を作ろうということです。そうやってお父さんがスキルや能力を高め、昇進し、稼ぎ、りっぱになれば、その背中を見せることが最大の教育になりますから。だから、子供よりお父さんへの投資が最優先です。

確かに子供はかわいくて、自分をさしおいても子供に何かしてやりたい、というのは親の共通の気持ちですし、それはそれで楽しい。もちろんそういう価値観を否定するわけではありませんが、「稼ぐ力をつけ、子供にも伝える」という視点から考えると、子供はエンジェルブルーの洋服を着ているのに、自分は1着千円のシャツ、という状況を逆にしましょう。


親と子供を区別する

それに、大人には得られても、子供には得られないものが多い方がよいのではないでしょうか。親と子の違いを明確に区別し、親の豊かな生活を見せることで、子供は「大人になればあんなものが手に入る」「自分も早く大人になりたい」と思います。私も厳格な家庭で育ったので、カルビや大トロはなかなか食べさせてもらえませんでした(苦笑)。

子供をして「早く大人になりたい」と思わせる大人に私たちがなるということです。「小学生がなりたい職業アンケート」では、公務員が上位に来るそうですが、それを指して「今の子供は夢がない」なんて言ってはいけません。親自身が夢を持っていないだけですから。(もっとも、かつてのパイロットになるとかプロ野球選手になるというのが夢としていいのかどうかは疑問ですが)

家計のやりくりも大変かもしれませんが、自己投資は将来必ず自分に戻ってきます。子供への投資の3倍、自分に投資するようにしましょう。自宅を買う際も、住宅ローンの塊にするのではなく、自分資産の構築につながる書斎をつくりましょう。

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