香港/香港のグルメ・レストラン

香港の食文化、私房菜でグルメを独り占め!

広東語で「私房菜」と表す「プライベートキッチン」は、香港の食文化のひとつ。ひとりの料理人があなたのためだけに作ってくれる料理の数々を、その家庭的な距離感と一緒に味わってみませんか?

清水 真理子

執筆者:清水 真理子

香港ガイド

香港の食文化のひとつプライベートキッチン。広東語で「私房菜」と表すそれは、気心知れた仲間内の食事会が始まりです。料理を振舞う奥様の腕が評判になり、周りの声に応えて小さなレストランとしてお客さんが通うようになったのだとか。その規模とおもてなしの気持ちから、アラカルトメニューはなく、コースメニューのみの完全予約制。以前、香港ではかなり有名なパイオニア的存在の店「Yellow Door Kitchen」「喜喜(※一文字)宴」を紹介しましたが、今回は、さらにディープなお店へとご招待しましょう。

<記事index>
  • 辛さの奥にひそむ四川の伝統を噛み締めて……P.1

  • 料理と器の両方から温かみと愛情を感じます……P.2

  • 豪華広東料理がお出迎え。看板無しの生粋「私房菜」……P.3


辛さの奥にひそむ四川の伝統を噛み締めて

店内
雰囲気を左右しているのはやはりワン・ハイさんの作品でしょう
店名である「大平(人偏に火)」は「Da Ping Huo」と発音します。四川省の方言で「気の置けない友人と食事を楽しむ」という意味をもちます。四川出身の夫婦が二人三脚で店を切り盛りすること10年、ディナータイムを2回に分けても予約を受け付けきれないほどの人気ぶりが今でも続いています。
シウ・キンさん
料理人のシウ・キンさん。料理には四川魂と愛情をたっぷり!
店内に入るとまず目につく幻想的な絵画は、オーナー兼芸術家のワン・ハイ氏による作品。空間の演出を夫に任せる一方で厨房では妻のシウ・キンさんが腕を振るいます。料理の味や辛さはすべて伝統的な四川料理そのまま。辛いのが得意な人にはうれしいばかりの四川本場の味です。「伝統というものはそもそも譲る余地がないものなんですよ」と、まさに頑固一徹の職人気質!

紅焼牛肉
クセになる味付けの牛肉煮込み「紅焼牛肉」
しかし、ゲストが食事を終えようとするとき、彼女の表情は職人から初々しい少女の顔になり、清らかな歌声で四川民謡を歌ってくれるのです。職人でありながらエンターテイナーでもある彼女のおもてなしを受けに、ぜひ訪れてみたいですね。



<DATA>
■四川菜大平(人偏に火)(Sichuan Cuisine Da Ping Huo)
  • 所在地:L/G, Hilltop Plaza, 49 Hollywood Rd, Central, HK

  • TEL:2559-1317

  • 最寄り駅:中環(セントラル)から徒歩約10分

  • 予算:$280/人(3,432.8円相当)

  • ※予約は2名から。3日前までに。


次のページでは、器からもてなす工房兼私房菜へとご案内します。

※HK$1=12.26円(2008年11月26日現在)
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