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少年少女に戻る夏 田舎の「貸し古民家」に泊まる

誰もが体験した少年時代。懐かしい昭和の時代で時が止まったままの、田舎の貸し民家に泊まりにいきませんか。

井門 隆夫

執筆者:井門 隆夫

旅館ガイド

夏に出かけた田舎の家。
庭先ではつくつくぼうしが鳴き、茶の間のテレビからは甲子園のサイレンが聞こえてくる、静かな夏の午後。
かつてそんな、のんびりした夏休みを過ごした時代がありませんでしたか。
全国のお父さん、お母さん。
冷房の効いた、上げ膳据え膳のリゾートホテルでの快適な夏休みも素敵ですが、たまには、天然の風が通り抜けていく「古民家」での夏休みはいかがでしょう。
お盆も過ぎ、夏の喧騒が過ぎ去った頃、時計を置いて出かけてみませんか。
きっと、ご家族みんなが少年時代に戻れる一日になることでしょう。
うちの子供も、ここ近年の家族旅行で「もう一度行きたい」ナンバーワンが、田舎の古民家体験だそう・・・。
おにやんま取り。
裏庭で採れたてのトマト、きゅうり、とうもろこし。
炭で焚いたお風呂。
田舎という田舎のなくなってしまった都会の子供たちにとって、古民家体験は一生の思い出になるのかもしれません。
そんな古民家をまるごと一棟貸し出している宿を、全国からご紹介しましょう。


まずは、高知県四万十の百々世庵
土間の先には、薪で焚く五右衛門風呂。
日本の田舎がそのまま残っています。
“日本最後の清流”といわれる四万十川で採れた鮎や手長エビが、近くの市場で売られています。「ちょっと遠いな」というだけの価値が残っている四万十での夏体験は、思い出になること間違いなし。アクティブなファミリーなら、カヌーを覚えたらいいですよ。おじいちゃん、おばあちゃんなら、ゆっくりと四万十川を渡船遊覧。カヌー館では、数軒の貸し民家をはじめ、四万十での滞在をナビゲートしてくれます。
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