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宿選びビギナー向けワンポイントアドバイス 宿選びの基礎知識

わかってそうで知らなかったこと、宿選びで留意すべきあれこれを、ワンポイントでまとめてみました。復習・確認の意味もこめてチェックしてみましょう。

井門 隆夫

執筆者:井門 隆夫

旅館ガイド

日本の宿で、わかってそうで、わかってないこと、多いかもしれませんね。
そこで、日本の宿選びの基礎知識をまとめてみました。


***宿を選ぶ前に***

パンフレットの写真
宿のパンフレット。そうしょっちゅう作れないので、写真は結構新築時のものだったりすることも。写真を鵜呑みにしていくことは冒険です。少し割り引いて考えましょう。

旅行会社と直接予約
大型旅館ならたくさん売ってくれる旅行会社に安く卸している場合があるので、多少旅行会社の方がお得な場合があります。だけど、宿が大切にするのは直接予約のお客様。まず直接予約をしてみることがおすすめです。直接予約の対応が悪い宿は、まずどんな予約方法でも対応は悪いと思ったほうがよし。

シーズンと曜日
宿はオフシーズンや平日などには「割引」になります。土曜や祝前日の宿泊は、割引なしの通常料金。ゆっくりとお得に泊まりたいなら、ぜったいオフや平日がお得です。

お部屋の定員
和室にも定員があります。概ね2~3畳に一人の割合。お部屋は人数によって一人当りの料金が変わります。詰め込めば詰め込むほど安くなります。一部屋にたくさん入れば、狭いけど、ちょっとだけお得です。

サービス料
通常宿泊料の中に含まれています。これは昔、慣れない日本人のため、チップの代わりに生まれた制度(発案は帝国ホテル)。案外気付かないようですけれど、日本では原則としてチップの心配は無用です。

税金
宿泊料金(サービス料含む)には消費税5%がかかります。このほか天然温泉地では大人ひとり150円(子供半額)位の入湯税も加算されます。旅行会社で宿を買う時、税金別のこともあるから要注意。(パンフレットの裏表紙あたりに「手配旅行」とある商品は税別、「主催旅行」とある商品は税込みです)

子ども料金
乳幼児は基本的に無料ですが布団はつきません。でも最近では施設使用料(3千円位)を取る宿も。バイキングなどの食事をとるので仕方ないのかな。お子様ランチを提供する幼稚園~低学年までは大人の半額、布団がつきます。大人料理から数品抜いた高学年用食事の場合は大人の70%。中学生からは大人料金になります。

旅館料金の問題点
旅館は複数の部屋タイプと食事ランクの組み合わせにより料金が変わります。さらにオフシーズンや平日には「部屋料見合い」が割引になります。しかし、組み合わせは利用者の自由にならず、情報開示されていません。そのため商品が安くなるとき、よく部屋が裏側になったり、食事のランクが落ちたりすることがあります。旅行会社の商品も同様。安くしてくれる時、部屋や食事は変わらないのか、どのレベルなのか、必ず確かめてから買いましょう。
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