鍵を忘れた・紛失したときの対処法(2ページ目)

万が一鍵を忘れたときの一工夫とアドバイス

とにかく忘れないようにすることが肝心。会社を出る前に鍵があるか確認するくせをつけたり、鞄から絶対に出さないようにしたりといった一工夫も必要です。

でも、ついうっかりというのは、誰にだってあり得ることです。万が一のために、近所に住む家族や親戚、また信頼できる友人に合い鍵を預けておくのも、ひとつの方法です。ただし、鍵を預けたことによるトラブルにならないよう信頼できる人だけにしてください。

また、どの手段も取れないけれども、どうしてもその日のうちに部屋に入らなくてはならない場合、鍵を開けてくれる業者にお願いするという方法もあります。

なお、絶対にやってはいけないことは、ポストや植木鉢の下など、誰もが取れる場所に鍵を隠しておくということ。自分ではちゃんと隠しているつもりでも、泥棒にはすぐに見抜かれてしまいますよ。

盗まれた、落とした…鍵の紛失はすぐに行動を！

どこか明らかな場所に忘れてきてしまったときとは異なり、鍵を紛失した場合は早急に対応する必要があります。

特に盗まれたことが明らかな場合は、すぐに警察に届け出てください。その際に手帳や免許証、カードなど、自分の名前や住所が明らかなものが一緒に盗られてしまった場合は特に注意が必要。自分が帰宅する前に侵入者が部屋に入っている可能性もあります。警察にパトロールをお願いしたり、近所の交番に声をかけて、できれば一緒に帰宅してもらうようにしましょう。

また、管理会社や大家さんにも連絡をして、必ず鍵を交換してもらいましょう。合い鍵を持っているからと言って、そのままにしては非常に危険です。

部屋の鍵って勝手に交換していいの？

最近はホームセンターなどで自分でつけられる鍵がいくつも売られています。では、それらを使って、鍵を自分で勝手に交換してもいいのでしょうか？

答えはノーです。賃貸住宅の場合、大家さんの許可なしに勝手に鍵を交換することはできません。たとえ自分の部屋として借りていても、大家さんは合い鍵を常に持っており、災害などの緊急時には部屋に立ち入ることができるとなっています。契約書にもその旨の記載があるはずです。

鍵を紛失した場合、または防犯を強化するために鍵を交換したい場合なども、必ず不動産会社や大家さんに相談した上で行ってください。自分で交換した方が費用として安くなるかもしれませんが、許可なく勝手に設置することはできず、許可を得て行った場合も合い鍵を大家さんに預けておく必要があります。

鍵のトラブルに遭ったときの110番

万が一鍵を忘れたり、落としたりしてしまったときに、緊急で鍵を開けてくれる業者があります。

料金は鍵や場所によって異なりますが、解錠の場合、5000円前後～。ただし、値段にはばらつきがあり、出張費・夜間割増など別の費用を請求されることもありますので、事前によく確認するようにしてください。また、セキュリティのしっかりとした新しいマンションなどは、業者でも開けられない場合があります。

いつトラブルに見舞われるかはわかりませんので、万が一のために携帯電話や手帳などに業者の連絡先を控えておくと安心です。近くにある業者を探すには、「鍵」+「トラブル」+「お住まいの地域」といった言葉でインターネット検索をすると見つかります。

鍵に限ったことではなく、管理会社・大家さん・近くの交番といった緊急時の連絡先はスマホや携帯電話、手帳に記録しておくと、何かあったときにすぐ連絡がとれて便利です。何もトラブルのない今のうちから心がけておいてくださいね。

【関連サイト】
一人暮らしの防犯・防災＆トラブル対処法