防災/防災関連情報

【防災豆知識】避難するの?しないの? こんな時は避難所へ!

大地震が起きても、必ずしも避難が必要とは限らない。消火活動や救助をする事も重要である。『避難する時』『避難しない時』を見極めるチェックシートを作成してみた。

執筆者:荒井 健一


避難が必要な時を、見極められますか?

避難が必要とされる状況として、覚えておいて頂きたいことがいくつかあります。災害時の混乱を、少しでも無くすために必要な事です。

大地震が起きたからといって、必ずしも『避難をする必要は無い』ということを覚えておいて下さい。もちろん、子供やお年寄りがいる場合、男性がいないのであれば、家を守るのはお母さんです。無理をせず、近隣の方に助けを求めるなど、最良だと思われる方法を臨機応変に取る必要があります。

小さいお子さんがいる場合は、どのような行動を取るのか予測できません。余震が来ても大丈夫だと判断できる場合、自宅にいた方が、精神的にも肉体的にもいい場合もあります。ただし、家に残るのであればブレーカーを一回落として下さい。電気が復旧した時に、予期せぬ火災が発生する場合があるので、電気製品の安全を確かめてから、再度ブレーカーを入れます。電気の復旧に時間が掛かる場合は、ブレーカーを落としたままにしておいた方が安全です。

避難をしなくてもいい時

以下の場合は、人命救助と消火を最優先して行うべきであり、避難は最後の手段として行います。

□自宅の破損が少ない
□消火器などでも消火が可能な火災が発生している時
□大火災、がけ崩れ、家屋の倒壊などの危険がない
□余震が来ても安全だと判断出来る時

自宅から避難をしなければいけない時

□建物の破損がひどい、倒壊する恐れがあるとき。
□行政、警察署、消防署、防災組織等の防災関係機関から指示があったとき
□周囲の状況から避難の必要があると判断したとき
□初期消火に失敗し火災が広がったとき
□自宅に帰れない時
□余震には耐えられない可能性があるとき

<関連Close Up!>

関東大地震と防災の日
もう一つの『防災の日』の由来
大地震発生!火災の中を逃げ切る
どうする?家族の安否確認
『171災害用伝言ダイヤル』
被災者の心理
  • 1
  • 2
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます