お正月太りを防ぐ! 原因は?
おせち料理そのもので太るというよりも、食べ方が問題。「今日は特別」と自分を甘やかすのもほどほどにしなくては……
今日は特別、と自分に甘~くなりがちな日々を過ごし、ちょっとカラダの重たさを感じるまま12月を終えて、そのままお正月休みに突入。更に開放的な食欲が拍車をかけて……年明けにはスカートがキツい!なんて経験、した事がある方も多いのでは。
この時期は、陽は短いし外は寒くて、外出もおっくうになりがち。カラダに入るエネルギー(カロリー)は多くなるのに、使う分は減りがちに!これでは体重が増えてしまうのも無理はありません。
お正月太りはかなり確信犯的。カラダを動かすなど、運動面もしっかり意識したいところですが、ここではまず食事面のアドバイスをしていきます!ちょっとした工夫をするだけで、お正月太りは防げるコツがあるんです。
まずは、3段階でのコントロールテクニックが効果的!ごちそう前、ごちそうを食べながら、ごちそうを食べた翌日、と細やかな工夫をすることで、脂肪を定着させるのを防ぐ方法をご紹介します。
ごちそう前のコントロール方法
ごちそうといえば、肉・魚介類が多め。ごちそう前にはこれらを控えめに
夜美味しく食べられるようにランチを軽めにする、という方もいるかもしれませんね。さてでは、どんな風に「軽く食べる」のが正しいでしょうか。
■夜のごちそう前、軽くランチを食べるには?
さて、それでは問題です!夜の食事に備えて、ダイエッターにとって望ましいランチとは次の中ではどれでしょうか?
1. コンビニで買ってきたハムたまごサンドを食べる
2. そば屋に行き、シンプルな蕎麦メニューを食べる
3. コンビニで買ってきたおにぎり2個ですませる
4. 野菜サラダとお茶でランチにする
5. おかずと飲み物だけにし、炭水化物を食べない
■正解は……
さて、上の問題。あなたはどれが望ましいと思いますか。
飲み会や食事会では、肉や魚などタンパク質の多い食品を多く食べがちな傾向にあります。ということは朝と昼ではそれらをひかえると、栄養バランス的にもOK。タンパク質だって過剰に摂れば脂肪になるので、注意が必要です。
ただし、エネルギーを補うために適量の炭水化物を忘れずに。脂肪やタンパク質を控えめにし、不足しがちな野菜を補えれば完璧。大まかにはそんな憶え方をしておくと便利です。
ということで望ましいのは、2と3。ごちそう前のカラダには炭水化物を中心にするのがオススメ。野菜ジュースをプラスできると完璧な「ごちそう前に理想的な軽いランチ」になります。
ごちそうを食べながらコントロールする方法
美味しいものを楽しむ時間は大切!ダイエットも意識しつつ上手な「やりくり」を
■ダイエット中はお酒をほどほどに
アルコール飲料のカロリーは意識しない人も多いようですが、ビール中ジョッキや日本酒1合は、それだけでご飯1膳分と同等(150kcal以上)のカロリーがあります。
ということは、お酒を飲む量は重要。飲んだら抑制がきかなくなりがちなので、ひかえめに。食べ物を中心に楽しむと決めたら、乾杯の1杯以降はお茶類を飲むというのがオススメです。
■盛り合わせ料理に要注意
ブッフェスタイルの食事や、真ん中に大皿盛りになっている料理。ダイエッターにとってはちょっと注意が必要です。目の前に料理が並んでいるとついつい手を出したくなってしまいます。自信がない人は、料理の前に居座り続けないように。必要な分だけ取り分けて、ゆっくり食べるように意識してみましょう!
■調味料や副食材に要注意
レストランで食べるパンとバター、その他飲食店でもドレッシングやマヨネーズなどのカロリー高めの調味料、食後のコーヒーに入れるクリームや砂糖、こってり味の付け合せ。それ自体に魅力が高いわけではない場合、カロリーを控えたいダイエッターは潔くこれらを残すのがおすすめ。
バターやマヨネーズは、ひとさじで100kcal程度あります。意識に残りにくいけれど、知らず知らずのうちにカロリーをとる原因になるので注意したいですね。
■鍋料理もここに注意
冬のごちそうシーンでよく見かける鍋料理。あっさりした味の鍋を野菜中心に食べる分にはダイエット向けでOK。でも肉や魚介類の具を濃い味付けで食べる鍋は量を考えていただきましょう!
- 比較的安心……水炊き(ポン酢で)
- 食べすぎは禁物……しゃぶしゃぶ、寄せ鍋
- 高カロリーなので控えめに……すき焼き
せっかくのごちそうなので、控えると言っても、気持ちの上で満足はしたいですよね。例えば「今日はデザートを楽しみに」とか「肉料理を」とか、自分が食べたいものの優先順位を決めましょう。最も楽しみたいものは楽しみ、それ以外のものは少し控えるように、と強弱をつけて食事に向かうと良いですよ。
どれも全部!を許していると、年末やお正月のたった数回の食事で、日頃のダイエットの努力が水の泡になってしまいます。
お正月太りを防ぐために気をつけたいこと
年始のスタートがよければ、気分も良いもの。今年こそは、理想体重キープでスタートしたい!?
大切なのは、食べ過ぎた後のリカバリー。2~3日中に調整しなおすことで、太りにくくする事も可能なんです。
さてその方法は前日に食べ過ぎた食品を控えめにしつつ、全体のカロリーを抑えるというのが鉄則。
■脂の多い食事だったら
翌朝の朝食はご飯かおにぎり、昼食もうどんか日本蕎麦を中心に。翌日の夕食も和食を選び煮魚などのおかずをチョイス。2日くらいは油控えめで過ごしましょう。いつも普通に食べている食事よりも、上手に組み合わせれば1日トータルで500kcal減以上の違いを出す事も可能。それを2~3日続ければ、ごちそう前にリセットも夢じゃありません。
■肉類を多く食べたら
翌朝から2日は肉を控えましょう。ハムやソーセージなどの加工品を食べるのも休止して、魚、卵、豆腐などをおかずに食事を組み立てましょう。
カロリー面だけでなく、肉の脂の摂り過ぎは頻繁だと栄養バランス的にも心配。カラダを浄化させるべく、野菜も多く食べたいですね。
■魚介類に肉類、おかず中心にたくさん食べたら
ごちそう後に一番多いパターンはこれだと思います。刺身に唐揚げに焼き物に、とごちそうはタンパク質のおかずが中心になっていることが多いもの。
翌朝から2~3日は、炭水化物とたっぷりの野菜を中心に、味のアクセント程度に魚や肉を使う程度にしておきましょう。タンパク質は筋肉になる、というイメージが強いのですが、食べ過ぎると脂肪として貯蔵されもします。安心して食べ過ぎることのないよう、知っておきたいですね。
■お寿司やパン、麺など、炭水化物を食べ過ぎたら
炭水化物メニューの場合は、翌日1日はいつもの半分の量程度のご飯やパンを3食食べる程度にしておきましょう。
■デザートを食べ過ぎちゃったら
デザートの多くは、油脂、砂糖が多いもの。従って、翌日以降はあぶらと砂糖を控えめに。連続して摂り過ぎると肌のバランスにも影響することがあり、美容上も良くありません。たっぷり野菜やヨーグルト、豆製品を心がけて食べるようにしてみると良いでしょう。
■アルコールを飲みすぎたら
飲んで歯止めが効かなくなってたくさん食べ過ぎてしまった……、と後悔した場合は、翌日からしっかり調整を。
まず水分を多く摂り、野菜や果物をいつもの倍量くらい食べるようにして1日を過ごしてみてください。いつものように空腹感が戻ってきたら、消化の良いものを中心に食べましょう。食事の内容も、カラダの重たさがとれるまでは、和食を意識してカロリーも控えめに。
ダイエット中でも年末年始、ごちそうは避けて通れないもの。自分なりの工夫をしながら、この時期も体重キープを心がけて、楽しい新年を迎えたいですね!
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