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名古屋の話題2007~摩天楼化する名古屋駅(2ページ目)

2007年の名古屋で一番の話題が駅前の摩天楼化。1月にルーセントタワー、3月にミッドランドスクエアがオープンし、さらなる新ビルも建設中。元気都市・名古屋を象徴する超高層ビル建設ラッシュの動きをおさらい

大竹 敏之

執筆者:大竹 敏之

名古屋ガイド

名古屋駅のシンボルの座はゆるぎないJRセントラルタワーズ

JRセントラルタワーズ
地上51階・245m。デパート、ホテル、レストラン街と集客力のあるテナントが充実
こうした駅前大変貌の先鞭をつけたのは、1999年にオープンしたJRセントラルタワーズ。百貨店、ホテル、レストラン、オフィス、駐車場からなる巨大駅ビルです。地上245mの白亜のツインタワーは、抜群の存在感を示しながらも清廉として、玄関口のランドマークにふさわしい姿です。

ジェイアール名古屋タカシマヤに名古屋マリオットアソシアホテル、充実したレストラン街の集客力は抜群で、新ビルが次々とオープンした現在も駅前のシンボルの座は揺らぎません。

スカイストリート
地上15階のスカイストリート。冬の時期はクリスマスツリーも飾られる
地上70mから名古屋の街並みを望めるスカイストリートや、冬の風物詩となっているイルミネーションイベントのタワーズライツなど、美しい景観を誰もが自由に楽しめるスペース、イベントがあるのも、広く親しまれている理由と言えるでしょう。
タワーズライツ
イルミネーションの祭典「タワーズライツ」は11月9日~翌1月6日まで



超未来派建築・スパイラルタワーズも来年2月完成

モード学園スパイラルタワーズ
地上36階・170m。奇抜なデザインは必見! オープン後は地下1階に飲食店、地下2階にヘアサロン・エステなどのサービス系のテナントが入居予定
そしてもうひとつ、2008年2月竣工に向けて着々と工事が進んでいるのがモード学園スパイラルタワーズです。ここの特徴は何といっても、らせん型の奇抜なデザイン! SF映画に出てくるような未来的な姿は、さすがファッションをメインとした専門学校ならでは。ガラス張りの曲面がねじれながら天空高く伸びていく様は、建築中の今から行き交う人の注目を集めています。

地下3階・地上38階のビルは、飲食店とサービス関連のショップが15件ほど入る以外、専門学校で占められますが、その特異なデザインで名古屋駅高層ビル群の景観に彩りをそえてくれることになりそうです。

タワーマンションも相次いで建築中
08年は栄エリアの盛り返しにも注目

この他、建設中、あるいは着工予定のものも含め、100m級のタワーマンションも駅周辺に続々と作られています。巨大ビル街へ進化する名古屋の玄関口。2007年はこの再開発のダイナミズムが最も顕著に表れた1年でした。2005年の愛知万博で名古屋を訪れた人も、今また名古屋駅に降り立つと、その変貌ぶりにびっくりするんじゃないでしょうか。好景気が喧伝される割に、中にいるとあまり実感がない我々名古屋人も、駅前の超高層ビル群を見上げると「あぁ、やっぱり景気いいんだ」と納得させられます。

名古屋の都心部のにぎわいは、名古屋駅と栄エリアによる綱引きが長年にわたりくり広げられていて、駅前に新しい商業施設が完成すれば、翌年には栄に新スポットが登場して盛り返すという構図となっています。2007年は完全に名駅が話題を独占しましたが、これまでの流れからすると来年は栄の復権が期待できるはず。「名古屋駅」と「栄」、2つのエリアの動きに注目すると、名古屋の次なる動きをいち早く感じ取ることができるハズです。
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