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名古屋の話題2007~摩天楼化する名古屋駅

2007年の名古屋で一番の話題が駅前の摩天楼化。1月にルーセントタワー、3月にミッドランドスクエアがオープンし、さらなる新ビルも建設中。元気都市・名古屋を象徴する超高層ビル建設ラッシュの動きをおさらい

大竹 敏之

執筆者:大竹 敏之

名古屋ガイド

名古屋駅前に超高層トリオが並び立った2007年

2007年も相変わらず元気だった名古屋。トヨタ自動車は世界一の座に君臨し、名古屋メシの店には行列ができ、中日ドラゴンズも53年ぶりの日本一に! そんな昇り竜モードを象徴する今年一番の話題が、名古屋駅・摩天楼の本格化でした。
(年頭のガイド記事「2007年・名古屋のブレイク候補」もご覧下さい)
名古屋駅前
超高層ビルが次々建てられている名古屋駅前。右がミッドラドスクエア、左の2本の白いタワーがJRセントラルタワーズ、中央奥に見えるのが名古屋ルーセントタワー


1月に名古屋ルーセントタワーが、3月には中部地方最高峰となるミッドランドスクエアがオープン。さらに来年2月の完成に向けて、モード学園スパイラルタワーズが建設中。駅ビルとしては世界最高層のJRセントラルタワーズと合わせて、超高層ビルが林立する様は迫力満点。かつて名古屋駅は人口200万人都市の割には地味で、シンボルと言えば「大名古屋ビルヂング」と三角錐の噴水塔オブジェくらいしかなかったのですが、まさに隔世の感があります。

スーパーブランド勢ぞろいで名古屋の好景気を
印象づけるミッドランドスクエア

ミッドランドスクエア
地上47階・247m。物販・飲食合わせて60軒のテナントが入居する他、シネコンもあり
こうした動きの中心であり、今年最も話題を集めたのが、3月にオープンしたミッドランドスクエアです。円柱形のJRセントラルタワーズに対して、こちらは直線を基調とした質実剛健としたデザイン。地上247mとタワーズをわずかですが上回り、中部地方随一の高さを誇ります。

ミッドランドスクエアの商業施設は“ラグジュアリーモール”とも称されるように、高級ブランドが主体。ルイ・ヴィトンやカルティエ、ディオールなどのショップはいずれも国内最大級のフラッグシップ店。飲食店も41・42階のプレミアムダイニングには本場の三ツ星の日本初上陸店を筆頭に、高級店、名店が集められています。

ミッドランドスクエア商業棟
地下1階から4階までの吹き抜けも開放感いっぱい。トヨタ・レクサスのショールームもある
ビルの事業主のひとつがトヨタ自動車ということもあってか、“好景気・名古屋”を強く印象づけるショップラインナップ。普段は財布のひもが固いと言われながら、本当にいいモノに対してはお金を惜しまない、そんな名古屋人のブランド好き気質を証明してくれています。

展望スポットはオフィス棟44~46階のスカイプロムナード。回廊型で東西南北、名古屋の眺望を見下ろせるパノラマビューは圧巻。屋根がないオープンエア型なので、これからの季節はしっかり厚着して行かないと寒くて長居できませんが、かなり広いスペースなのでほとんど混雑もなし。防寒対策さえしていけば、ゆっくりと2人の世界に浸れることでしょう。
スカイプロムナード
名古屋の街並が一望できるスカイプロムナード。入場料大人700円で夜11時まで(入場は夜10時30分まで)



絶景バーが目玉の名古屋ルーセントタワー

名古屋ルーセントタワー
地上40階・180m。飲食テナントは地下1階~地上2階に16店舗+40階のスカイラウンジ
1月に竣工したのが名古屋ルーセントタワー。ゆるやかなカーブを描くプロポーションと青空にとけ込むガラス張りの意匠が特徴的です。

ほぼオフィスビルなので、ショッピングや観光目的で足を運ぶ、といった感じではありませんが、飲食店は名古屋の人気店を中心に17店舗がそろい、名古屋駅から直結する地下道もあり。名古屋駅周辺で食事をしようという際には使い勝手のよいスポットです。

ワン アンド オンリー
ロマンチックなムードにひたれる40階のスカイラウンジ「ワン アンド オンリー」
また、最上階のスカイラウンジ「ワン アンド オンリー」は、地上170mからの眺望が眼下に広がるスポット。名古屋ではこれほど見事な夜景を望めるバーはありません。“勝負バー”として大いに使えるんじゃないでしょうか。

次のページでは名古屋駅の新旧のシンボルを紹介
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