カビをナチュラルクリーニング!お風呂場のゴムパッキンを掃除しよう
カビはこの世になくてはならないもの。わかっちゃいるけどやっぱり嫌!
カビは、繁殖すると胞子になって、空気中を舞い、アレルギーや重度の場合肺炎(過敏性肺炎)などの原因になることも多くあります。湿度の高い日本独特の病気と言えます。
とはいえ、どう見ても身体にも環境にも悪そうなカビ取り剤を使うのはやっぱり…なんて思う方もたくさんいるはず。生えてしまったカビを退治して、カビの予防法を知れば、湿気大国日本で暮らすのも少しはラクになるかも?今回は、ナチュラルクリーニングでお風呂のカビと対決です!
<目次>
カビ取りにはマスクが必須!
ゴム手袋のスソは折り返すと良いです。液ダレが腕に付くのを防ぎます。
カビ取り剤の害から守るためではなく、カビの胞子から身体を守るためにマスクをして下さい。カビ取りをしている最中にも、カビの胞子が舞い、それを吸い込んでしまうことにより、アレルギーが起こってしまったり、肺が苦しくなったりするようです。
環境に優しい素材を使うとはいえ、カビを退治するためのレシピですので、手で直接触っているとやはりピリピリと少々刺激があります。ゴム手袋もつけてくださいね。
エコ家事流カビ取りプランは2つ!
カビ取りの方法と用意するもの
●初期段階=『酢プレー』+『重曹』
・『酢プレー』…酢を水で10倍に薄めたものをスプレー容器に入れたもの
・『重曹』…粉のままのもの
●第2段階=『粉石けん』+『酸素系漂白剤』
・『粉石けん』と『酸素系漂白剤』を1:1に、少量のぬるま湯を入れてペーストにする。
初期段階「重曹酢プレー」カビ取り法
このカビ取り法で落ちなかった場合、第2段階の『石けん漂白剤ペースト』へ進んでください。
第2段階「石けん漂白剤ペースト」カビ取り法
第1段階を過ぎてしまったカビは、ゴムパッキンの奥深くまでカビが浸透してしまって、色素が沈着してしまっているので、酸素系漂白剤で漂白します。酸素系漂白剤について詳しいことは別記事で。環境への負荷が小さく、塩素系漂白剤と違って『混ぜるな危険』の文字が要らない比較的安全な漂白剤です。酸素系漂白剤は、単体でぬるま湯に溶かしてもサラサラしてしまい、ベットリとカビのあるところに密着できないので、粘着度が高い粉石けんと混ぜて使います。粉石けんは洗濯用でOKです。
それでも落ちない場合は?
意外と身近にあってナチュラルクリーニングに使っている酸性の素材も、塩素と混じると危険!
ただし注意が必要です! 酢を使ってカビ取りした後、よくすすげていないと、混合して有害な塩素ガスが出て危険です。酢の酸性の成分をよくすすぎ、乾燥させてから塩素系漂白剤を使ってください。
ティッシュとラップでカビを覆う。
そもそもお風呂場にカビを生やさせない方法
ゴムパッキンが黒ずんでいたお風呂のドア:ビフォー
アフター。ナチュラルクリーニングで、カビも綺麗に落とせました!
その普段からの心配りをまとめてみました。
●普段からの心配り
1.お風呂の窓はいつでも開けておく。窓がない場合は夏場だけでも換気扇は回しっぱなしに。換気と乾燥がもっとも重要です!
2.お風呂上りは、必ずちゃんとフタをして、湯気を閉じ込める。湯気はお風呂場の外にも出るので、洗面所周辺のカビの原因にもなります。フタを必ず閉めるようにすれば、次に家族が入るときにも沸かしなおしの時間が短縮でき、省エネにもなります。
3.出来れば、スクレーパーなどで、お風呂場中の水分を拭き取る。これをするとかなり変わると思います。
4.濡れぞうきんなどでお風呂場の中を拭かない。ぞうきんに細菌などが繁殖している可能性が高いため、カビ菌が倍増します。拭きたいときはウエス(ボロ布)で拭き、ウエスはそのまま捨ててください。
●習慣にしたいスペシャルな心配り
1.お風呂上りに、お風呂場の床に冷水を撒いてから上がる。暖かい状態が続くより、冷えた方がカビは繁殖しにくいです。お風呂の残り湯をバケツに汲んでおき、冷えたものをお風呂場の床に撒けば、省エネになります。
2.お風呂上りに『酢プレー』をお風呂場中に吹き掛けてから上がる。酢には強力な殺菌作用があります。10倍に薄めた酢水でも十分効果があります。カビの付きやすいゴムパッキンやタイルの目地などは念入りにどうぞ。
3.エタノールを常備して、カビの生えやすいところに塗る、またはスプレー容器に入れて吹き掛ける。エタノールは環境に比較的優しく、手肌にも害は少なく、カビには強いです。臭いも軽減されます。
いかがでしたか?湿気大国日本の住人だからこそ、カビとの付き合いは必須ですが、対策を知っていれば、もっと家事が楽になりますよね!あなたもナチュラルクリーニングで、カビとバイバイしてください!
※注意事項※
どのようなカビ取り方法でも、臭いがこもったりすると、体調不良の原因になったりします。必ず換気を十分行ってからカビ取りしてください。カビ取りしている最中は、ドアは開け放して置いてください。
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