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せのや400年の歴史!いちびり庵カフェ(5ページ目)

B級大阪グルメとして話題沸騰「たこ焼きようかん」で知られる「なにわ名物いちびり庵」さんがリニューアルオープンしてカフェを始められました。一体どんなカフェなのか?ガイドの取材レポートをどうぞ!

執筆者:陸奥 賢

たこ焼きようかんの産みの親!
いちびり庵店主の野杁育郎社長インタビューその3

こちらは江崎グリコの看板で有名な道頓堀のシンボル「戎橋」です。戦前の通天閣や戎橋、角座など、当時の貴重な古写真を眺めているだけでも大いに楽しめます。
ガイド:
くいだおれ太郎キーホルダーの登場が、せのやのターニングポイントになったわけですか。

野杁社長:
そういう意味でもくいだおれ太郎ちゃんには感謝してもしきれないですね。それから平成8年にたこ焼ききゃんでぃを発売したら好評で、平成10年にたこ焼きようかんを出したら、こちらも大ヒット。それ以降も大阪弁Tシャツ大阪におい缶など、新しい大阪名物みやげを作りながらコツコツとやっていたら、ありがたいことに2007年には、小泉純一郎元首相が発起して内閣官房と経済産業省が主宰する「地域産業おこしに燃える人」に選ばれました。

ガイド:
内閣官房と経済産業省!? いちびり庵、たこ焼きようかんがついに国に認められましたか……すごい話ですね。

大阪に関連する書籍を無料で読める「なにわ文庫」コーナー。ぼくも大阪本は集めてますが貴重な絶版本も数多くあって充実のコレクションに驚きました。
野杁社長:
うちは基本的には大阪土産のお店ですが、これからはお土産だけではなくて、大阪そのものを売っていきたいと考えてます。「せのやの2階には大阪が詰まっている!」というのを目指して、今回のリニューアルと喫茶店をオープンしたわけです。大阪の歴史や文化や旬の情報が集積されたコミュニティ交流スペースです。

ガイド:
確かに「コテコテ大阪!」だけではない、いろんな大阪の魅力が満載の喫茶店になっていると思います。

野杁社長:
とくに大阪を訪れる観光客の皆さんには「大阪の観光案内処」として利用してほしいなと思ってます。手荷物のお預かりサービスや、ケータイ電話の充電なんかも無料でやっていますので、大阪ミナミ・戎橋筋商店街にきたさいは、ぜひともうちにお立ち寄りください(笑)

ガイド:
そんな無料サービスまで展開してるんですか。至れり尽くせりですね。了解いたしました。ちゃんと皆さんに告知しておきますので(笑)本日はお忙しい中に本当にありがとうございました。

くいだおれ太郎くんに次いで2番目ぐらいに有名な大阪人・我らが橋下大阪府知事のキャラクター商品も販売中。こちらのほうもぜひ大阪みやげにどうぞ!
…以上、いちびり庵店主・株式会社せのやの野杁育郎社長のインタビューでした。たこ焼きようかんのいちびり庵さんが、じつは400年以上の歴史を誇る大阪の老舗企業というのは驚きましたが、そういう風に言われると、いちびり庵カフェには、「せのや400年」の伝統と自負のようなものを感じます。1階スペースはコテコテ大阪みやげですが、2階スペースは、今まであまり省みられなかった「上質な大阪」の喫茶店と銘品コーナー。どちらも文句なしにオススメです。大阪ミナミの観光スポットとして、ぜひ一度は「いちびり庵」さんにお立ち寄り下さい!

<DATA>
■株式会社せのや 「なにわ名物 いちびり庵」
○住所:大阪市中央区難波1-7-2
○営業時間:10:30~21:00
○問合せ:06-6211-0685 
○アクセス:大阪市営地下鉄「なんば駅」14番出口から徒歩約2分
○地図:Yahoo!地図情報
○HP:大阪みやげの「なにわ名物 いちびり庵」

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