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韓流を満喫!大阪「四天王寺ワッソ」

実は韓流ブームは1400年前にもあったのです。古代の大阪と韓国の豊かな交流と友情を再現したお祭り「四天王寺ワッソ」を見ればその事実がわかります。韓流と阪流(大阪流)の交流を大いに楽しみましょう!

執筆者:陸奥 賢

今年は本祭に加えてプレイベントもあり盛り上がります

元祖・韓流。古代東アジアの国際交流をモチーフにした大阪の秋を彩る時代祭です
大阪では毎年11月に「四天王寺ワッソ」という韓流のお祭りが「なにわの宮跡公園」で開催されます。

この「ワッソ」というのは韓国語で「来た」という意味ですが、いまから1400年前の大阪は「なにわの津」と呼ばれて国際交流が非常にさかんな港町でした。とくに聖徳太子が建てた四天王寺からなにわの宮までは韓国からやってくる文化や流行の最先端のメインストリートだったそうです。

つまり四天王寺ワッソは「1400年前、韓流が四天王寺にワッソ(来た)」ことを再現した祭で、いわば元祖・韓流のフェスティバル。きらびやかな古代ファッションに身を包んだ総勢1000名を超える大パレードや舟だんじり、パフォーマンスステージ、屋台広場が催されて家族全員で楽しめるイベントです。

しかも例年は本祭1日だけの開催ですが、今年は本祭(11/5)の前日にプレイベント(11/4)を開催されるそうですから、これは見逃せません。まずは2日間ともに開催される屋台広場からご紹介します。


韓流と阪流で計40店の屋台の競演!

食通の大阪人にはこの韓流と阪流の屋台広場は見逃せません
屋台は4日、5日ともに10:30~18:00まで開催されますが、特にオススメしたい点は韓流と阪流(大阪流)それぞれの屋台で構成されているところです。

まず韓流の屋台広場ではチヂミやプルコギ、トッポギ、キンパ(韓国風のりまき)、チゲ鍋、キムチ、激辛ラーメン、韓国の焼酎のマッコリなど20店舗ほどが出店されます。大阪のコリアンタウンである鶴橋や生野区の有名韓国料理のお店、地元の老舗店が数多く出店して、普段ではなかなか食べられない韓国の本場の屋台の味が楽しめます。屋台なのでリーズナブルなお値段で提供されますし、韓国に行って食べる費用を考えれば本当にお得です。

韓流と阪流で食べくらべ。でもマッコリとビールの飲みくらべはご注意ください
対する阪流の屋台広場はお好み焼き、みたらしだんご、回転焼、ホルモン焼き、イカ焼き、焼き鳥、きつねうどん、りんごアメなど、大阪に関連した屋台で構成されています。こちらも韓流の屋台広場と同じく20店舗ほど出店されますが、とくにスパイシーな韓国料理に慣れていない小さな子供にとっては大阪に馴染みの深い食べ物ばかりですから安心してオススメできます。

もちろん家族そろっての「韓流と阪流の食べくらべ」も可能ですからぜひチャレンジしてみてください。なかなか日本の屋台と韓国の屋台を食べくらべるなんて機会はありません。大阪と韓国の祭「四天王寺ワッソ」ならではのお楽しみです。


11月4日(土)のプレイベントは参加型イベントがいっぱい!

家族みんなで舟だんじりを曳いてお祭り気分を楽しみましょう
例年にない4日のプレイベントもお楽しみが満載で、こちらではお祭りを観るだけでなく参加するといったイベントが数多く開催されます。

まずオススメしたいのがワッソの花形ともいうべき、舟だんじりの練習。本祭にも使用される舟だんじりにロープをつけて、本番さながらに赤カーペットの上を引き手隊が操るというものです。


「まるで韓流の時代劇スター!」と大好評の撮影会です
次にオススメなのが古代衣装の撮影会。これは四天王寺ワッソのPRで参加したワンワールドフェスティバル(2006年2月開催)などでも大好評の企画だったので、ワッソでも開催されます。

舟だんじりと撮影会ともに、めったにない年に一度のチャンスですからぜひ家族そろって参加してください。とくに撮影会は限定数組の撮影となっていますのでなるべくお早めに。5日の本祭だけでなく4日のプレイベントにも参加して大いにワッソを堪能しましょう。

次ページでは本祭をご紹介します。
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