岩盤浴の美容・健康回復効果は不動のもの
岩盤浴効果で健康回復!
ムシムシと湿気の高い気候が続く今の時期。自宅でのバスタイムで身体を温めるのを手抜きにしてしまいがちですが、こんな時期こそ身体の「しん」は冷えています。しっかり温めて、血液の循環をよくしましょう。
夏こそやりたい!岩盤浴の効果
今更ながらおさらいです。そもそも「岩盤浴」とは天然の岩盤から放出される遠赤外線・マイナスイオンなどにより体を芯から温め、大量の汗をかくことで細胞を活性化させる健康法です。「浴」と言っても「入湯」する訳ではなく、岩盤の上にシートを敷いて寝転がるだけの簡単なものです。その際に、指定の衣類に着替えて行うのが一般的です。主な3つの作用
1.遠赤外線により身体をしんから温める。2.マイナスイオンによるリラックス効果
3.発汗作用(ベトベト汗ではなくてサラサラ汗)
これらによるデトックス効果、疲労回復、腰痛、肩こり冷え性の改善。ダイエットや美肌効果、免疫力向上などが挙げられます。岩盤の種類によっても作用は異なるようですので、ご利用のサロンをご参照ください。
あくまで健康法であり、治療ではない事をお忘れなく。健康上、気になるときは、かかりつけの医師に相談してから行いましょう。
基本の方法
90分の一般的な岩盤浴法は、下記の通りです。1.うつ伏せで10分間
2.仰向けで15分間
3.休憩5分間
水分補給をこまめに行いながら、上記を3回繰り返します。施設によっては着替え時間を含め90分の所もありますので、あらかじめ時間を確認し、調整して行ってください。
60分のコースを利用する場合は上記のサイクルを2回繰り返します。
上記時間はあくまでも目安であり、一例ですので、体調にあわせて、無理の無いように調整してください。
また、料金に、ミネラルウォーターが込みになっているケースが多いですが、其々のサロンにより異なります。
大切なのは「我慢する事」ではありません。「キツイ」と感じたら、休憩することが大切です。
実践編
今回紹介するのは、「90分コースで、上記のやり方を3クール繰り返すやり方」です。決められたスペースを守って、周囲の方々に迷惑をかけないように気をつけて行いましょう。岩盤浴は、身体が「しん」から温まり、筋肉が緩やかになり、動かしやすい状態になります。そんな状態の中で筋肉を意識してストレッチを行う事により、通常よりも効果的に無理なく行う事ができます。
■1クール目
身体を隅々まで温めることを目的とし、岩盤にぴったり身体を密着させます。
1.うつ伏せで10分間
2.仰向けで15分間
呼吸はゆっくり大きく。身体の関節・筋肉を緩めてリラックスしましょう。自分の体調に併せて時間を調整しましょう。
■2クール目
ゆっくり大きく深く息を吸い、細く長く息を吐き、呼吸を整えて開始します。筋肉と関節の緊張をとりリラックス心身共にリラックスします。
<うつ伏せ時>
肩甲骨から首の筋肉をリラックスさせます。 |
背中・肩・首の筋肉が伸びるのを感じましょう。 |
1.首のストレッチ
まずは、額に手を当てて呼吸を行います。
次に肩の位置を動かさないように固定して、額の側面に手を当て首筋をゆっくりと伸ばします。肩から首の付け根が伸びることを意識してそのままの姿勢で30秒キープ。これを左右各3回行います。
左右差があることに気が付いた方は、伸ばしにくい方を長めに行います。首の筋肉を伸ばす事により、リンパの流れも良くなります。
つま先を真っ直ぐに。 |
つま先をあわせます |
かかとをあわせます。 |
足先を真っ直ぐ・爪先を合わせる・かかとをあわせる。この動作を30秒間行う。
骨盤からつながっている脚の角度を変えることにより、骨盤の開閉をスムーズにします。
スムーズにできれば骨盤の歪みは少なく、動作がしにくい場合は骨盤が歪んでいる可能性アリ。脚全体が岩盤に密着させて行うと、脚があたたまって歪みとりにも効果的です。ただし、膝や脚に痛みを感じる場合は無理に行わないこと。
<仰向け時>※うつ伏せ時同様、呼吸を整えて行います。
90度が理想的。 |
爪先の開きに左右差がなく、角度が90度程度が理想的。
左右どちらかの脚の倒れる角度に左右差がある場合は、骨盤が歪んでいる証拠。
2.足指でグー・チョキ・パーする
足の指を使って、大きな動作でグーチョキパーの形に動かします。足指を鍛え使うことにより、脚全体の筋肉が使えます。
岩盤と背骨の間に隙間が無いかチェック。 |
仰向けになった時に、岩盤と背骨の間に隙間が無くなるように、腹筋を使って背中を岩盤板に押し付けます。寝ながらですが、腹筋を鍛える動作です。隙間が広く開いている場合、腰が反りすぎて普段の姿勢でも腰に負担をかけています。
真夏の岩盤浴で美肌・健康を取り戻そう
■3クール目※今まで同様、呼吸を整え、関節・筋肉をリラックスさせて行います。
<うつ伏せ時>
腰を使わないように! |
ヒップの筋肉を意識して、呼吸を止めずに、ゆっくりと両脚を上げて10秒キープします。この時、決して腰の力で上げてはいけません。腰に過度の負担がかかり、トラブルの元になりますので気をつけましょう。3回を目安に行います。
呼吸を止めないように。 |
方法:足首を持ち、坐骨にかかとがつくように、ゆっくり引き寄せ30秒キープします。
この時、肩の位置がずれないように気をつけます。左右3回を目安に行います。
<仰向け時>
今まで同様、呼吸を整え、関節・筋肉をリラックスさせて行います。
腹筋を意識して。 |
方法:腹筋を縮めて両膝を抱え丸まります。
この状態で30秒キープします。両手を離し、ゆっくり仰向けになり身体を岩盤に押し付けて30秒キープして3回繰り返し行います。
背中は真っ直ぐに。 |
かかとをヒップの付け根に置き、腹筋を使い、腰を上げます。この時、脚が開かないように気をつけます。
岩盤浴で「しん」から温め、寝ながら姿勢を整える
最近、肩こりがヒドイ私は、岩盤浴に行き、ゆっくり筋肉を温めながら伸ばして血行を良くしています。いろいろと塗ったり貼ったりもしたのですが、やはり、コレが一番いいみたいです。また、気温が高くなると冷房の設定温度が低くなるので、外気と室内の温度の差がありすぎて身体のバランスが崩れ、身体の「しん」が冷えがちになります。それにより、血液の循環が悪くなり、お肌や健康面にもトラブルが生じます。
「冷え」は美容の大敵! 「しん」から温めて、美人力を養いましょう!!
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