・・・INDEX・・・■ 両立なんてできない! と割り切ろう■ 仕事も家事も60%でも、両方足せば120%の暮らし
両立なんてできない! と割り切ろう
「仕事人」として、会社の期待にこたえられる人材でいたい。「妻」として家の仕事はきちんとしておきたい。いい「母」になって、子どもの世話をちゃんとしたい。いい人材、妻、母でいたいと思う気持ちは誰もが同じです。でも、理想の姿を自分の中に作りすぎてしまうと、「できない自分」に自己嫌悪を抱いてしまいがち。ワーキングウーマンの頭の中は予定でぎっしり |
まずは、自分の脳みそを一度整理してみましょう。まず、独身で仕事に打ち込んでいたときの自分を思い出してみましょう。頭の中は仕事のプロジェクトや事務処理、自己啓発や資格取得のための勉強などでいっぱい。残業にも出張にも対応し、職場のメンバーとの交流をしたり、プライベートの充実のためのさまざまな予定も立てて、将来的な展望も考えている。そんなワーキングウーマンの脳みその中を思い浮かべてみます。
家事と育児を専業にすれば、こんなこともできるはず。 |
女性誌やTVからは、よき妻やよい母親がするべきことの情報が大量に流れてきます。また、子どものころから見聞きしてきた価値観なども影響して、子どもを持つとつい家庭の中にやるべきことが増えていきがちです。たとえば、家事や育児を専業とすれば、子育ての一時期は、頭の中がこんなTO DOで埋め尽くされることもあるかもしれません。
仕事だけ、家庭だけという生き方を選ぶなら、上のイラストのような頭の状態でも一日は回ります。でも、あなた一人の頭の中に両方のすべてを入れることはできません。
つまり、こういうことなのです。
次のページでは、こうした時期を乗り切るためのおまじない「60+60=120」の法則をお話します。