資格・検定/資格アーカイブ

コールセンター資格を沖縄県が推進するワケ(2ページ目)

今や、企業活動に欠かせなくなっているコールセンターのオペレーター向け新資格が、沖縄の地でスタートします。堂々「沖縄県推進資格」が謳ってあるこの資格、10月の試験開始に向けて、現在出願受付中です。

いぬかい はづき

執筆者:いぬかい はづき

仕事に活かせる資格ガイド

「沖縄県コールセンター資格認定試験」の概要

公式サイトによれば、本資格制度の目的は以下の通り。

(1)コールセンター業界のイメージアップ、地位向上
(2)コールセンター従事者のキャリア形成となる目標の設定
(3)教育業界が人材育成を行う際の目標の設定
(4)コールセンター業界共有の人事評価・処遇などの評価制度の創設

試験は、専門知識レベル別にエントリー資格(未就業者・新卒者・新規採用者向けの初歩的なコールセンター資格)、オペレーター資格(コールセンター就業1年~3年程度経験者向けの入門的な資格)、スーパーバイザー資格(コールセンター就業3年以上程度経験者向けの専門的な資格)の3段階で構成されています。

◆試験概要◆
試験概要各試験とも、試験時間90分、出題数80問、4択問題
受験料エントリー資格:2,625円(団体2,100円)
オペレーター資格:4,725円(団体4,200円)
スーパーバイザー資格:5,775円(団体5,250円)
受験資格沖縄県在住であること
試験日程エントリー資格:平成21年10月24日
オペレーター資格:平成21年11月7日
スーパーバイザー資格:平成21年11月14日
受検地沖縄南部地区、中部地区の2会場(スーパーバイザー資格は、南部地区のみの開催)

※公式サイト
(財)雇用開発推進機構:平成21年度 沖縄県コールセンター資格認定試験のご案内
試験に関する詳細は、必ず上記をご確認ください。


資格制度導入により、コールセンターで必要な専門知識が体系化され、評価の「モノサシ」が明確になることは、コールセンターで働く人たちのキャリアパスを考えたり、適切な能力評価を行う上では大きなメリット。
その反面、せっかく資格制度を整えても、その結果がきちんと現場に反映されなければ意味はありません。沖縄県が「推進」ということで、行政主導でそのあたりがいかに整えられるのか、同じようにコールセンターを多く抱える自治体のモデルとなるためにも、今後の運用が問われるところです。
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます