4/4 2007年デジタルカメラ春モデル一覧前編 [デジタルカメラ] All About

ソニー～機械式手ぶれ補正が浸透

春モデルとして6機種中、5機種が光学式手ぶれ補正機構を搭載している。日本ではそうでもないが、特にアメリカ市場では機械式の手ぶれ補正を搭載しているか否かで量販店の展示箇所もくっきりと分けられており、高級機とそうでないものの区分とされているという。このあたりにしっかりと対応してきたということだろう。

また、PMA2007でデジタル一眼レフのαシリーズにハイアマチュア用、およびプロフェッショナル用の2機種の投入予定があることが明かされた。うち、1機種は年内発売予定があるということなので、続報を楽しみにしておきたい。

HD出力が命！　Cyber-shot

今回発表されたCyber-shotには、大きな差異がふたつある。ひとつは画像エンジンがReal Image Processorと呼ばれていたが、すべてα100と同じくBionzで統一されたこと。
これによってDレンジオプティマイザーなどα100の機能が一部ではあるが取り入れられている。Dレンジオプティマイザーについてはこちらを参照していただきたい。

もうひとつはHD出力に対応したこと。ただし、ケーブルは同梱されておらず、HD出力を楽しむためには別売りされる予定のD端子かコンポーネント端子対応のケーブルを購入しなければならない。
液晶テレビのシェアで世界一となったソニーらしい戦略といえるだろう。

DSC-G1　製品情報

600万画素/光学3倍ズーム/3.5型TFT（約92万画素）/約280枚（リチウムイオン充電池リチウムイオン充電池）/ISO1000/光学式手ぶれ補正機構/実売価格・6万9800円
Cyber-shotの新シリーズとなるDSC-G1。3.5型と呼べる超大型の液晶ディスプレイと、大容量と呼べる2GBの内蔵メモリを搭載している。液晶ディスプレイは92万画素とこれまた超高精細。さらにXMB、無線LANを搭載した意欲的な商品となっている。

DSC-T100　製品情報

800万画素/光学5倍ズーム/3.0型TFT（約23万画素）/約340枚（リチウムイオン充電池リチウムイオン充電池）/ISO3200/光学式手ぶれ補正機構/実売価格・4万9800円
Cyber-shotTシリーズのフラグシップ。T50はタッチパネルであったが、T100では通常の液晶ディスプレイとなっている。外装もヘアラインが施されるなど、高級感が漂っているものとなっている。内蔵メモリは31MB。

DSC-T20　製品情報

800万画素/光学3倍ズーム/2.5型TFT（約23万画素）/約380枚（リチウムイオン充電池）/ISO3200/光学式手ぶれ補正機構/実売価格・3万9800円
こちらはDSC-T10の後継機。CIPA準拠の撮影可能枚数が380枚と大幅に増えている。元祖スタミナデジカメの面目躍如といったところか。こちらも内蔵メモリは31MB。

DSC-H7　製品情報

800万画素/光学15倍ズーム/2.5型TFT（約11.5万画素）/約300枚（リチウムイオン充電池）/ISO3200/EVF/光学式手ぶれ補正機構/実売価格・4万9800円
SP-550UZの18倍には及ばないものの、こちらも高倍率と呼べる15倍ズームレンズを搭載。31-465mm相当は充分なレベルといえるだろう。31MBの内蔵メモリを搭載する。

DSC-W80　製品情報

700万画素/光学3倍ズーム/2.5型TFT（約11.5万画素）/約340枚（リチウムイオン充電池）/ISO3200/光学式手ぶれ補正機構/実売価格・3万2800円
DSC-Wシリーズにも光学式手ぶれ補正機構が導入された。W80も内蔵メモリを搭載している。

DSC-W35　製品情報

700万画素/光学3倍ズーム/2.0型TFT（約8.5万画素）/約380枚（リチウムイオン充電池）/ISO1000/実売価格・2万2800円
実売価格が2万円台前半となるエントリーモデル。DSC-W35のみは機械式手ぶれ補正機構がなく、また画像エンジンも一世代前のReal Imaging Processorとなっている。内蔵メモリは56MBとやや多め。