■タイプ1は「電話基本料」と「ADSL利用料」が必要
タイプ1は電話とADSLが利用できるため、毎月かかる費用としては、今まで通り「電話の基本料金」と「ADSL利用料またはNTT回線利用料」が必要です。
NTTの『フレッツ・ADSL』の場合はADSL利用料として3,100円(12/1から2,900円)、その他ADSL事業者(アッカ・ネットワークスやイー・アクセス)の場合は、NTT回線利用料として187円が月々かかります。
■タイプ2は「ADSL専用型」
タイプ2のADSLというのは「ADSL専用型」です。ADSLは電話回線と同じメタル線を利用しますが、電話を利用しないで、ADSL専用で利用するタイプです。
既存の電話回線を利用してタイプ2を利用することもできます(この場合電話は使えなくなります)し、新たに回線を引いて利用することもできます。 ポイントは、タイプ2では「電話が利用できない」ということです。
そして、これにはある重要な真実が隠されているのです!「電話が利用できない」ということは「電話加入権」が不要なのです。これがタイプ2の最大のメリットと言えるでしょう。
通常、電話を新設する場合には、72,000円払って「電話加入権」を買わなければいけません。ですが、これはあくまでも「電話」を利用する時の話。ADSLのみを利用する回線には必要ないのです。
■タイプ2は利用料が割高
タイプ2が「電話」を利用しないということは、初期費用のみならず月々の料金にも影響がでてきます。そう、鋭いあなたはもうおわかりですね!タイプ2は「電話基本料金」が不要なのです。「じゃぁ、タイプ2の方がトクじゃん!」と思ったあなた。残念でした。NTTは電話基本料金として徴収できない分、ADSL利用料(回線利用料)を高くして、結果としてタイプ1のADSL利用料と電話基本料金の合計とほとんど同額にしているのです。
タイプ2の場合、NTTの『フレッツ・ADSL』の場合はADSL利用料として4,750円(12/1から4,550円)、その他ADSL事業者(アッカ・ネットワークスやイー・アクセス)の場合は、NTT回線利用料として2,062円が月々かかります。