胃腸炎から身を守る!腸内環境を整える献立レシピ
12月から2月にかけての冬場はノロウイルス、ロタウイルス等と言ったウイルス性胃腸炎が流行る時期です。ごく少量のウイルスでも注意が必要で、感染力が非常に高いのが特徴です。また乳幼児や高齢者は、症状が重症化することもあるので家族全員が次々とうつらないようにしたいものです。100%かからないようにすることはなかなか難しいですが、罹患しても少しでも症状を軽減させ、胃腸炎にかかりにくくなる体調管理を考えてみましょう。日々の食事にすぐ取り入れられる料理レシピをご紹介します。
やはり乳酸菌の力は絶大
普段から食べる習慣を
ヨーグルトに含まれる乳酸菌が腸内環境を改善するのに最適というのはご存じのとおり。最近では食品メーカーの研究開発により様々なタイプの高生存乳酸菌が入ったヨーグルトドリンク等が販売されています。今話題のホットヨーグルトはまさに免疫力をアップさせ細菌やウイルスに負けない体を作るための摂取法としておすすめです。冷たいヨーグルトを適度に温めることで乳酸菌を生きたまま効率よく腸内に届けることができます。またヨーグルトを体内の温度に近づけて温めて食べることで腸が急激に冷えることがありません。乳酸菌の消化吸収も高まるホットヨーグルト、ぜひ習慣にしてみましょう。
オリゴ糖を含む食材を取り入れて
たまねぎには様々な効能が
野菜や果物、はちみつ等に多く含まれているオリゴ糖は胃酸に強く、効力が衰えないまま腸に運ばれます。腸内細菌を増やし、便通を整える働きがあるのでこの時期、特に取り入れたい栄養素です。またにんにくやたまねぎにはオリゴ糖のほか硫酸アリル等のイオウ化合物が多く含まれ、腸内に溜まった老廃物等を排泄する作用があります。
ビタミンAの効力で免疫力アップ
風邪予防にも効果的
ブロッコリーやにんじんなどの緑黄色野菜は、胃腸や口腔の粘膜を保護し、免疫力を強化してくれるビタミンAを多く含んでいます。温野菜サラダや煮物、ポタージュ等にして積極的に食卓に取り入れてみましょう。
発酵調味料、発酵食品がおすすめ
和食には特に欠かせない発酵食品
豆腐、納豆のような大豆製品、みそ、醤油等の発酵調味料はこまめに摂取することで腸内細菌を増やすことができます。よって免疫力が高まり、ウイルスや病原菌を寄せ付けない強い抵抗力を持つことができます。大豆製品には腸内をきれいにしてくれる作用がある食物繊維も豊富に含んでいます。
1日3食をベースに、冬場は温かいものを
体を常に温めましょう
腸内環境を正常に保つカギは間食をあまりとらず、朝昼晩3食をきちんと食べることです。便秘がちの方は特に気を付けて頂きたいです。また冷たいものを取り過ぎると胃腸が正常に機能しなくなります。水分の取り過ぎも胃酸を薄め、食べ物の消化を悪くします。なるべく衣服や下着を適正にまとうことでお腹を温め、特に冬場は温かい料理、飲料をゆっくりこまめに取り入れることをおすすめします。
それでは、これらの食材を活用した、胃腸炎から身を守る!腸内環境を整える献立レシピをご紹介します>>