資産運用/資産運用をするときの鉄則

株価急落に負けない!資産運用の3つのコツ

長期的な資産運用に取り組む個人投資家は株価の急落を気にしすぎる必要はありません。運用方針に沿って全体のバランスを考慮しながら着々と取り組みましょう。資金的な余裕を残していると下落が嬉しく感じることもあります。

高橋 忠寛

執筆者:高橋 忠寛

成功する資産運用ガイド

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世界同時株安に負けず、お金を増やす方法とは

株価急落にも負けない資産運用のコツ

株価急落に動じない!資産運用のコツ

世界的に株式市場が大きく下落しています。日経平均株価も8月25日には1万8000円を下回り、2週間で約3000円も急落しました。このような状況で、市場全体の動きに逆行してお金を増やすことは簡単ではありません。しかし、ワクワクしながら資産運用を続けている人は多くいます。

このような株式市場が大きく下落するような状況でも前向きに資産運用を続けていくにはどのように取り組んだらよいのでしょうか。

相場下落にも負けない資産運用のコツ

  1. 相場動向を毎日チェックしない
  2. 値上がりしそうなものを探さない
  3. 相場下落を嬉しいと感じられるように
この3つのコツを今回は確認していきたいと思います。

1.相場動向を毎日チェックしない

資産運用については、短期的な視点で考えず、中長期的な方針を立てて取り組んでいくことが非常に大切です。短期的な変動が気になって狼狽するのは、長期での運用方針が決まっていないからかもしれません。もし行き当たりバッタリの短期投資で上手くいっているとしたらラッキーなだけで、それはギャンブルと同じです。長期の資産運用に取り組んでいくのであれば、日々の値動きを追いかけてチェックする必要はありません。

2.値上がりしそうなものを探さない

いつ何に投資したら儲かるかを予想できたら投資も簡単です。しかし、そんなことは誰にも出来ません。資産運用の世界では、長期的な運用の成果を決定付ける要因として、いつ何に投資をするかより、どういった資産を組み合わせて運用するかが大切だと言われています。

心穏やかに安定的な資産運用を望むのであれば、儲かるものを探さすのではなく国内外の株式や債券への国際分散投資を基本としましょう。

3.相場下落を嬉しいと感じられるように

積立投資などを利用することによって投資に回せる資金を一気に投入せず、待機資金を残しておくことも大切です。価格が下落した場合には、追加投資を出来るくらいの余裕を持っておきましょう。

もちろん、右肩上がりの上昇相場が続けば、手元に資金を残しておかずに全額投資していた方が利益も大きくなるので、儲け損なうことになってしまうかもしれません。

しかし、まとめて一気に投資すれば大失敗してしまう可能性も高くなります。リスクを減らして、相場が急落しても、「安く購入できるチャンスが来た!」と嬉しくなるくらいが理想的です。また、資産運用について最悪のケースを想定しておくことも重要です。過去の値動きを基に最大の損失額をイメージしておきましょう。相場が急落した場合に最悪のケースが想定出来ていると、動揺して誤った判断することも防ぐことができます。

そもそも資産運用とは

儲かりそうなチャンスを探して投資することではなく、債券や株式などあらゆる金融資産全体のバランスを考慮して、資産全体を管理していくことが資産運用です。

値上がりしそうなものを予想して当てにいくのでは、ギャンブルと一緒です。イチかバチかの集中投資を行っていれば、株価の急落が個人の資産に及ぼす影響も大きくなるでしょう。

急落にも負けない資産運用に取り組んでいくためには、長期での運用方針を決めて全体のバランスを考慮しながら資産運用に取り組むことが不可欠です。チャンスが来れば追加投資出来るくらいの余裕をもって臨めば、株価が急落する場面でも前向きに資産運用を継続できます。
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