ライバル・CX-5よりは小さいが、幅広なボディサイズ
現行エクストレイルに設定されたハイブリッドは、ライバルであるマツダCX-5に設定されているクリーンディーゼル、三菱アウトランダーPHEVなどに対抗する期待のモデル。
1モーター2クラッチ式のハイブリッドシステムは、スカイラインをはじめ、フーガやシーマなどでもお馴染みで、日産では「インテリジェント・デュアル・クラッチ・コントロール」と呼んでいる。
エクストレイル・ハイブリッドには、発売前にテストコースでも走らせる機会があったが、やはり多様な路面、道路事情、速度域が待ち構える一般道で乗ると細部の印象が異なって感じるものだが、同モデルもそうだった。
ガソリン仕様にも何度か街中や高速道路で乗る機会があったが、ハイブリッド、ガソリン仕様について「うんぬん」する前に、現行エクストレイルのボディサイズは日本の狭い道路事情では持てあまし気味。
1840mmになるマツダCX-5よりは20mm狭いものの、1820mmというエクストレイルの全幅はすれ違いや路地での取り回しに気を使わされる。自宅周辺や駐車場事情による異なるが、「うちの周りはかなり狭い」という方はまずこのクラスのSUVが本当に必要かどうか確認したいところだ(そうでない方は躊躇なく選びましょう)。
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