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長い春は破局を招くのか(2ページ目)

長きに渡り交際を続けていた、滝川クリステルさんと小澤征悦さんが、その恋愛に終止符を打ったと報道されている。もちろん、ふたりの破局の理由は、他人にはわからない。だか、昔から「長い春」はうまくいかないと言われている。それは果たして…。

亀山 早苗

執筆者:亀山 早苗

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「長い春」で他の男性に目移りする女性も

かつて、「長い春」を送っていると男性が他の女性に心を移すから、女性は早く結婚に持ち込んだほうがいいと言われていた。
だが、現状は逆になりつつあるようだ。

カップル

楽しい時間はいつまで?

「なかなか結婚を決断できないでいるうちに、彼女は去っていきました」

タカトシさん(34歳)はそう語る。5年間つきあっていた2歳年下の彼女は、30歳前に結婚したいと口にしていた。だが、彼は決断できなかった。

その後、彼女とぎくしゃくするようになり、やはり失いたくないと思った彼が、「結婚しよう」と言ったときには、彼女は別の人に惹かれていた。

「しかもそれが50代の既婚男性だった。愕然としましたよ。そんな先の解らないヤツとつきあわないでオレと結婚しようと、何度も言ったんです。でも彼女は、『今は結婚願望がなくなった。職場の上司である彼とは利害関係が一致するし、つきあっていて楽しいからいいの』と。彼女をそうさせてしまったのは自分だと激しく後悔しました」

後悔先に立たず。しかも、あれほど「結婚」したがっていた彼女が、不倫に走るとは。タカトシさんのショックは推して知るべしだが、女性は年齢や状況によって、結婚への気持ちもかなり激しく変化するものだ。

「4年つきあっている彼がいますが、30歳を越えたら、とりあえず結婚願望は消えましたね、私も。相手もまだ転勤などがありそうだし、そうしたら遠距離恋愛でもいいかなと思ってる。次は35歳くらいのとき、子どもを産むならそろそろと考えて、強烈に結婚したくなるかもしれませんね」

ヒロコさん(32歳)もそう言う。今の時代、結婚願望は、結婚そのものより、どうしても子どもがほしいと思ったときがピークになるようだ。つまりは、子どもがほしいと思わない限り、結婚への願望もそれほど強まらないということ。特に、仕事が好きな女性、打ち込むべきものをもっている女性は、結婚を先延ばしする傾向があるようだ。

男女の関係が多様化している今、「長い春」は死語に近いのかもしれない。結婚せずにつきあっているだけで一生過ごしてもいいわけだし、事実婚もあれば、婚姻届は出したものの別居しているカップルもいる。

どんな形でも、自分たちが納得できればそれがいちばんなのではないだろうか。

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