日本の祭り/日本全国のおすすめお祭り

裸祭り 今さら聞けない3つ+1の心構え(2ページ目)

最近では誰でも参加できる裸祭りが増えました。ただ、しきたりやマナーや参加方法・心構えを知っておかないと、思わぬ事故に巻き込まれることも! 今回は全国のどんな裸祭りにも対応できる、基本の心構えを3つご紹介します。

山本 哲也

執筆者:山本 哲也

日本の祭りガイド

3.寒いのは当たり前。「痛い」を覚悟せよ

西大寺会陽

西大寺会陽

夏に行われる裸祭りは別として、たいていは冬に行われる裸祭り。寒いのは当然。参加せず見ているだけでも、寒いモノは寒いのです(動き回る裸男よりも、むしろ寒さが堪えるかもしれません)。

経験された方なら分かると思いますが、禊で身を切るような川や海に入るのは、寒いというより「痛い」です。

争奪戦でもみ合いになる裸祭りだと、人混みに押しつぶされるなどして大事故につながりかねません。危ないと思ったら自己責任で危険から離れましょう。特に初めての人は無理してはいけませんし、祭り参加歴が長く慣れた人でも、体力低下で若いときのような身のこなしが出来なくなったら、やはり危険なのです。油断大敵! 初めての人は、もったいないけど無理せず「見てるだけ」に徹するのも手です。

重大事故がおきると、最悪の場合、祭りが今後できなくなることもあります。後世の人にも迷惑をかけないようにしたいものです。

会陽undefined消防隊が救助

消防隊が救助にかけつけることも


最後に:祭り友達を見つけよう

出来れば、一緒に祭りに参加する仲間を見つけると、楽しさ倍増です。仲間がいれば、褌を締めるときや、道に迷ったときや万一の事故などあったとき心強いですし、ここにはとても書けないような祭りの濃い話やしきたりなど教えてもらえるでしょう。

見知らぬ方に話しかけるのが平気な方は、更衣場所や休憩場所などで気が合う人を見つけられるかもしれません。

それが不安な方は

  1. 祭りごとの愛好会
  2. 神輿愛好会
  3. ネットの祭り好きコミュニティー

などをきっかけに見つけてみるのがおすすめです。

1.は、例えば「国府宮はだか祭りの晒会」のような各祭り専門の愛好会。一般参加を受け付けている会もあるので、気になる人はお問い合せしてみてはいかがでしょうか。

2.は関東に多くある、各地の神輿を担ぐ会で、当然ながら祭り好きな男たちが多く集まるので裸祭りに参加したい人もいるでしょう。関東圏にお住まいの方で神輿も大好き、裸祭りも大好き、という方はチェックしてみましょう。

3.の例では昔、パソコン通信時代のNIFTY-Serve に「お祭りフォーラム」というのがあり、全国の祭りに参加する仲間がネット上で集まっていたものでした。今でしたら、個人の祭り好きサイトや、SNSなどに、そのようなコミュニティが見つかるかもしれません。その中から、あなたの性格や体質にあう場所を見つけてください。

代表的な、一般参加できる主な裸祭り一覧

西大寺会陽
毎年2月第三土曜日(2015年は2月21日) 岡山市
黒石寺蘇民祭
毎年旧暦1月7~8日(2015年は2月25~26日) 岩手県奥州市
国府宮はだか祭り
毎年旧暦1月13日(2015年は3月3日) 愛知県稲沢市
池ノ上みそぎ祭
毎年12月第2土曜日 岐阜市
七日堂裸まいり
毎年1月7日 福島県柳津町

御利益を求め幸せになりたいから参加したのに、ケガや事故などしたのでは泣くに泣けないので、しっかり心して参加しましょう。


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